柳澤金融担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成14年6月11日(火)9時25分~9時32分)

【閣議案件等】

本日の閣議ですが、13年度ものづくり基盤技術の年次報告が出ました。これは2回目だそうです。イスラエル・パレスチナ自治区訪問、ヨハネスブルグサミットに向けてのバリ島での準備会合が行われて、それぞれの関係大臣が出ましたと、訪問しましたということです。それから、交通白書が出ました。食糧安全行政の組織の変更をするという意味で、担当は村井大臣が指名されました。道路関係四公団民営化推進委員会がスタートしますということで、石原大臣が引き続いて行革ということで担当するということになりました。川口大臣の外国出張に伴い、森山法務大臣が臨時代理に指名されました。以上です。

【質疑応答】

問)

大臣からご発言はあったのでしょうか。

答)

ありません。

問)

毎回で恐縮ですが、「みずほ」の件なのですけれども、そろそろオフサイトの方も終わって通知のタイミングかなと思うのですが、大臣への報告と通知のタイミングについてはどのような状況かお聞かせください。

答)

これはですね、何とか早くに、今日中にもですね、通知ができるような体制に持って行きたいと思っています。

問)

もう具体的な報告というのは、大臣の方には済んでいらっしゃるのですか。

答)

概略の報告をいただいています。

問)

今日の一部の報道にあるのですが、主要株主の規制強化ということで、あおぞら銀行を念頭に置かれているかとも思うのですけれども、それについてどうお考えかお聞かせください。

答)

今、主要株主については、これは一つのルールがあってスクリーニングをするということですが、今日(報道が)あったように、どういう形の資本だとか、出自がなんだというようなことについて、一般的にこれを排除するなどというようなことは全く決めておりません。

問)

検査結果の概要についてですが、仰られる範囲で結構なのですが、お願いできませんか。

答)

これは申し上げません。

問)

(検査結果を)お聞きになって予想外だったのか、予想していた感じだったのか、ご感想をお願いできませんか。

答)

これもまあ言わない方がいいでしょうね。

問)

どのタイミングで(検査結果を)公表されるのですか。

答)

公表というか、検査の結果、我々がいろんな必要な措置をとるでしょうけれども、その措置は何が故にとるかというようなことは言うかと思いますがね、検査そのものについては、やはりこれまでのルールを守りたいと思っています。

問)

みずほ側に対して求めることで、今、大臣が検査結果の概略をお聞きになって求めたいというようなことは何でしょうか。

答)

うん、これはまあ良く検査結果を踏まえて24条報告をもらいますから、そういうことを踏まえて、こちら側の表現としてどういう形をとるかということがあろうかと思うのですが、当然、課題はあって、その課題を解決してもらいたいということは言うことになるだろうと思います。

問)

元経営者が今、特別顧問ということで残っているのですけれども、その人達の処遇とかはどうなるのですか。

答)

それは、その段階になってはっきりさせるということになろうと思います。

問)

みずほ側が3人の処遇をはっきりさせるということでしょうか。

答)

いや、はっきりさせるというか、いずれにしてもそういう段取りを踏んではっきりしていくだろうと、客観的事実として私は申し上げているんです。

問)

24条報告はどのぐらいまでに期限を決めているのですか。

答)

これはもう全てについて言えるわけですが、出来るだけ早くということでやっていきたいというふうに思っています。

問)

今日、検査結果の通知は大臣がされるのですか、検査局長ですか。

答)

いやいや、それはもう検査局長です。別に特別なことではないわけですから。

問)

大体、何時頃ですか。

答)

いや、それはもう今のところは何とか今日中にということでやっております。

問)

朝銀の受皿の問題なのですけれども、今の状況はどうなっているのですか。

答)

今の状況は、定款に謳ってもらったことに本当に合致しているだろうかということの問題を投げかけていると。もし、合致していない人選だということになれば、やはりそれは合致している人選ということに直してもらうということで進んでいるわけです。

問)

先週、判決が出たのですけれども、これはどう受け止めていらっしゃいますか。

答)

どう受け止めるというか、もうそれは遺憾極まりないことですね、金融機関としてあってはならないこと、そういうことです。

問)

朝銀の処理の期限はどのくらいで切っていらっしゃるのですか。

答)

期限は、まあ法的な期限と実際上の期限というものも念頭に置かなければいけないわけで、出来るだけ早くにそういう人選が行われることを強く期待しているということですね。

(以上)

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