柳澤金融担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成14年6月25日(火)9時15分~9時21分)

【閣議案件等】

おはようございます。今日の閣議ですけれども、「基本方針2002」について経済財政政策担当大臣と総理から発言がありましたけれども、これを実施して、関係閣僚は宜しくご協力をということでした。14年度版通商白書が54回目ということですが、報告がありました。アフガニスタン緊急無償援助の話があり、地方向けにいろいろ出すというような話でした。総理は今晩からサミットに行かれますが、留守中の臨時代理は、いつもの通り官房長官ということでした。閣僚懇は別にありませんでした。

【質疑応答】

問)

大臣から御発言はありましたでしょうか。

答)

ありません。

問)

今日の朝日新聞に出ているのですけれども、ペイオフ限度額の合併した場合の特例措置と言うのですか、これについて検討されているということなのですが、お考えの方をお聞かせ願えますでしょうか。

答)

そもそもペイオフの問題ではなくて、合併促進策の問題ではないの?、あれは。それは幅広く、広範な観点で検討しているということですから、それはまあそういうようなことも何か遡上には上がっているのだろうと。何もまだ決っていないし、報告もないわけですね。そういう状況です。

問)

人事について報道が出ているようなのですけれども、大臣の方からどのような状況なのか御説明頂けますでしょうか。

答)

人事の経過は、これは一切公表は差し控えるべきだろうと思いますけれども、まだ最終的な固まりの状況ではないということです。

問)

地銀の合併促進策のタイムリミットはいつ頃とお考えですか。

答)

タイムリミットは、いずれにせよ法律事項があれば、それはもう出来るだけ早く次期国会でということになるでしょうけれども、まあそういうことを睨みながら検討をしていると。しかし、役所には事務年度というものがあるものですから、そこで担当者が替わらなければ、それが一番良いわけだけれども、その辺りが良く分からないので、担当者としては、一応自分の担当の時期までに「自分はここまで検討したよ」ということで、次の人にバトンタッチするという、何となく一つの区切りを念頭においてやっているのではないか。その区切りが担当者の間の区切りになるのか、ある程度中間的な取りまとめということになるのか、それはその時々のテーマにもよるのだろうと思うのですけれども、まだ少なくとも私のところには何も言ってきていないということですね。

問)

当初、大臣は6月中にもと‥‥。

答)

いや、そこのところは、この間ちょっと釈明しておいたのですけれども、事務年度というか、何というか人事だね。人事の交替というものを念頭に置いて、一まず担当者としては、「自分はここまで検討したよ」という区切りのところまでは行くのではないかと、こういうことを言ったわけです。それが公表に値するのかどうかというのは、ちょっと中身を見てみないと分からないのではないかと、こういうふうに思います。

問)

先週、全国信用金庫大会がございまして、そこで長野会長がペイオフの流動性の部分は全額保護を延期して欲しいということをはっきり言われていたので、ちょっと驚いたのですけれども、その辺の大臣のお考えは改めていかがでしょうか。

答)

そうですね、何と言うか、いろんな立場の方がいろんなことで御意見を言うということは、それは少しも差支えがないことで、我々としては、そういう意見もあるという受け止め方をしていくということに尽きますね、これは。

(以上)

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