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竹中金融・経済財政担当大臣記者会見録

(平成14年12月10日(火) 9時19分~9時22分 於)院内)

1.発言要旨

おはようございます。

閣議がございましたが、私の方から特にご報告することはございません。

閣僚懇におきましても、特に意見はございませんでした。

私の方から1点、例の「金融再生プログラム」の進捗についてご報告をしておきます。

「作業工程表」に基づいて、速やかな実施に努めているというところでありますけれども、今般、事務ガイドラインの改正を行い、直ちに実施することといたしました。その主な内容は、自己査定の是正不備に対する行政処分の強化、早期是正措置の厳格化、早期警戒制度の活用、そういったところでございます。詳細については、後ほど事務方を通じて説明をさせていただきます。

今後とも、「作業工程表」に従って、「金融再生プログラム」の着実な実施に努めていきたいというふうに思っております。

私の方からご報告申し上げる点は、以上です。

2.質疑応答

問)

金融問題タスクフォースは、年内に立上げということになっていますが、具体的にはいつ頃になりますでしょうか。

答)

そうですね、ご指摘の通り、年内にやらなければいけないことが、タスクフォースを含めてたくさんあります。幾つかの金融審議会の中での審議、討議の立ち上げというのもやらなければいけない。非常に急ぐのですけれども、国会がまだ終わっておりませんし、なかなかそこまで配慮が行っておりません。出来るだけ早くやりたいと思っております。

問)

米国で、オニール氏に代わり、ジョン・スノー氏らで経済チームを組むということで、対日経済政策、とりわけ追加すべき問題として何か変化があると思うのですけれど。

答)

これは、アメリカの政策の話でありますから、特に人事の話等々について、私がどうこう言うものではないと思っております。アメリカの経済政策そのものに関しては、ぜひじっくりとまたお話の機会を当事者の皆さんと持ちたいと思いますけれども、私自身は、アメリカの経済の根っこにあるものは依然として大変強いというふうに思っております。健全だと思っておりますし、それを受けての政策体系そのものが特に大きく変化するというものではないというふうに思っております。

問)

国内経済なんですが、来年度の成長率について、0.5%とか0.6%とかいろいろな話が出ていますが、大臣ご認識はどのようにお考えですか。

答)

いろいろな数字が掲げられているのを、私も毎日拝見しておりますけれども、これまた議論は、そういう数字の具体的なところまで行っておりません。経済財政諮問会議で「改革加速プログラム」の枠を今議論していて、それに基づいて「改革と展望」の枠組みの議論を始めたところであります。その中で、そうした政策全体の中で、ないしは中・長期的な視点の中で来年度の経済見通しも出てくる話でありますから、これはまだ議論の途上であるということです。

(以上)

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