竹中内閣府特命担当大臣(金融、経済財政政策)記者会見要旨

(平成16年2月20日(金)8時55分~8時59分 院内)

1.発言要旨

閣議がございました。閣議で、特に御報告することはありません。

閣僚懇で金子大臣の方から、地域再生に関連しまして、「廃校になった学校を有効利用させて欲しいという要望が各地からある」と、それについては「各省庁、是非色々な法律の壁等を越えて協力して欲しい」、そういう御発言がありまして、それを受ける形で総理から、「地域再生は大変重要である、これをしっかりやっていくように」という、これは全閣僚に対する御指示がありました。これは私も、今、マクロの数字が良い方に向かっている中で地域再生というのは、マクロが良い方向に向かっているからこそ極めて重要だと思っていますので、大変重要なチャンスだと思っておりますので、本部の副本部長としては積極的に取り組みたいと思います。

あと、公務員の人事交流、これは省庁間の人事交流について、「今後3年間で数値目標を決めて、幹部も含めてしっかり取り組んでいく」、そういう御発言が、これまた総理からありました。これは、私が担当する内閣府の経済財政政策の部門でも、人事交流は官民交流、それと省庁間交流、これは是非積極的に進めていきたいと思っております。

私の方からは以上です。

2.質疑応答

問)

昨日上場した新生銀行なのですけれども、初値が872円と高い値がつきましたけれども、どのように評価されていますでしょうか。

答)

個別の会社の株価について、高い低いを云々する立場にはないと思っております。

いずれにしても、それぞれの金融システム強化に向けて、それぞれの持ち場で、当局は当局で、経営者は経営者でしっかりとやっていくということに尽きると思っています。

問)

新生銀行の政府が持っている優先株の普通株への転換と売却の時期の目途、方針、その辺はいかがでしょうか。

答)

これはまだそういうことを議論する段階にはないと思っております。上場されたばかりでありますし、引続き我々としてもしっかりとフォローしていきたいと思っています。

問)

道路公団の入札を巡って、公認会計士協会が大手監査法人を調査するというふうにこの間会見であったのですけれども、これにつきまして大臣の所感を伺いたいのですが。

答)

我々はこの問題に関して、これはコンサルティングの方でありますので、その中身について云々する立場にはないと思っておりますけれども、これは協会の方でしっかりとした対処をされるものだと思っております。

問)

最近、国際商品市場の上昇が顕著なのですけれども、それについてどう受け止めていらっしゃいますか。

答)

御指摘のように、例えば1年前、2年前とはかなり違う状況になっていると認識しております。しかし、これは個々の商品によっても動きは色々あると見ておりますので、世界経済全体が上向く中で今後どのようになっていくか、この点はしっかりと見ていかなければいけない1つのテーマであると思っております。

(以上)

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