竹中内閣府特命担当大臣(金融、経済財政政策)記者会見要旨

(平成16年4月23日(金)9時10分~9時16分 院内)

1.発言要旨

閣議がございました。

閣議では、関連する政令等ございましたけれども、特に私の方からご報告することはございません。閣僚懇におきましても、特に私の方からご報告することはありません。

1点、年金の法案のご審議との関係で、閣僚が年金に加入しているのかということが色々議論されているようでありますけれども、私は国民年金に加入をして保険料を支払っております。そのことを申し上げておきたいと思います。

私の方からは以上です。

2.質疑応答

問)

ゴールデンウィークを利用されて、イタリアと英国に行かれるようですけれども、その狙いをご説明願います。

答)

海外の出張についてはまだ何も決まっておりません。まだ決まっておりませんので、決まりましたらまたご報告すべきことがあればご報告を致します。

問)

主要行の特別検査ですが、本日結果が通知されるということを聞いておりますが、今回の特別検査の評価と、これから決算を組む銀行に対する期待や要望などがありましたらお願いします。

答)

特別検査については、現時点でとにかくまだ継続中だというふうに承知をしております。これは、特別検査を粛々とやっているということだと思います。当然のことながら一般論でありますけれども、まだ継続中でありますけれども、結果が出たらしっかりと決算に反映をさせていただいて、金融システムがより良くなるように、監督する側も、また銀行の側も努力を続けなければいけないと思います。

問)

ダイムラークライスラー社が、三菱自動車に対する増資を断念したという報道がありますが、これについて経済の影響等をお聞かせ願えますか。

答)

ちょっと個別のことで、詳細のことは承知をしておりません。それぞれの立場で、非常に真摯なご検討を続けておられるだろうということだと思います。

問)

年金について伺いたいのですけれども、途中で未加入だった時期はないということでよろしいですか。

答)

個人情報でありますので、基本的にはあまり申し上げることではないと思います。私自身は、国民年金に加入をしておりますし、保険料を支払っております。そのことだけを申し上げておきます。

問)

26日で小泉内閣が3年になるのですけれども、改めて評価と言いますか、そちらの方を伺いたいんですが。

答)

3年あっという間に経っているという認識でありますけれども、改革を行うのはやはり大変忍耐が要ると思います。しかし、とにかく着実に改革が進んで、それが芽を出しつつあるという時期だと思います。この時期に、やはり郵政、三位一体、社会保障、そういう大きな改革を更に本格化させていくこと、それと地域への浸透、中小企業への浸透と言っていますけれども、残された課題について、重点的に取り組んでいくこと、そういうことがやはり今の経済全体が良くなりかけている時期であるからこそ重要であると思います。

問)

金融機能強化法ですが、今日これから委員会採決、そして衆院本会議通過の見通しですけれども、これまでの衆院での議論を振り返っての評価、それと参院での審議に期待することをお願いします。

答)

この金融機能強化法案というのは、本当に日本の金融、特に地域の金融を良くする為に、私は大変大きな意味を持っていると思っております。審議を通じてそのことをずっと訴えてきたつもりでありますし、引続きそのことの重要性について、幅広く説明責任を果たしていきたいと思います。

問)

最近、素材価格の高騰による景気への懸念が指摘されていますけれども、それについてどういうふうにお考えですか。

答)

これも以前から色々ご議論あるところですけれども、物の値段が上がらないと困るわけですが、上がり始めるとまた色々なリスク、懸念も出てくる、経済というのはもちろんそういうものだと思います。

我々としては、素材価格が特定の分野、特定の業種、企業、そういうところでボトルネックとして問題が生じないように、非常にきめ細かく見ていかなければいけない状況であると思っています。

基本的には、何か供給力が低下してこういう価格上昇が生じているというよりは、全体としての需要が拡大して価格の上昇が生じているわけですので、その本質をしっかりとわきまえた上で、しかし、各所各所でボトルネックが生じないようにきめ細かく見ていくと、必要なことがあれば対応していくということだと思います。

(以上)

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