伊藤金融担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成16年11月16日(火)8時56分~9時00分 場所:金融庁会見室)

【大臣より発言】

閣議がございましたが、私共に関係する案件はございませんでした。

以上です。

【質疑応答】

問)

本日、西武鉄道が東京証券取引所の上場廃止の方向でという報道がされておりますが、改めまして、公開企業の情報開示等々について金融庁としての対策・対応等がございましたら教えてください。

答)

そのような報道がなされているとはお伺いをしておりますけれども、実際にそうした方針を固めたということについて、私共でそうした情報を確認したところではございません。従って、一般論としてお答えをさせていただきたいと思いますけれども、監理ポストに割り当てた場合には、東京証券取引所はその後の聴取等を踏まえて上場廃止基準に該当するか否かを判断することになっていると承知をいたしているところでございます。監理ポストに割り当てられている銘柄の取扱いについては、今後東京証券取引所において自主規制規則に則って、適切に対処されるものと考えているところでございます。

いずれにいたしましても、証券市場の信頼を確保していくためには、適切な情報開示が行われていくということは極めて重要なことであると思っておりますので、私共としてもこうした問題について当然のことながら重大な関心を持っているところでございます。金融庁としても適切に投資家の方々の信頼を確保していくために情報開示の内容が適切に行われ、そうしたことが確保されると、そうした視点から適切な対応をしていかなければいけないと考えているところであります。

問)

あおぞら銀行の駿河屋への見せ金融資の事件の関連なのですが、銀行を監督する立場としての御見解・対応等々についてございましたら教えてください。

答)

これもそうした報道がなされていることは承知をいたしておりますけれども、個別金融機関に関わる事柄でございますので、コメントは差し控えさせていただきたいと思います。

一般論として申し上げさせていただければ、金融機関において法令等遵守体制に問題等が認められれば、これは法令に基づいて適宜適切に私共として対処してまいりたいと考えております。

問)

昨日、熊谷組と飛島建設の経営統合が白紙撤回されるということになりました。特別検査を先日終了してその結果を発表されましたが、そういう不良債権の処理が最終方向に向かっているという中、経営・経済環境の変化から、また違った事業会社の対応も出てきていると思われます。この点についてどう捉えていらっしゃるか教えてください。

答)

経営統合が見送られることで合意した旨発表されたことは承知をいたしておりますが、この件についても個別の案件でございますので、コメントは差し控えさせていただきたいと思います。

一般論として申し上げれば、銀行の財務の健全性を確保すると、こうした観点からは大口貸出先に対する与信管理について、各銀行において適切に対応されることは重要であるということはもう言うまでもないことであります。私共といたしましても、検査・監督を通じてしっかりフォローアップをしてまいりたいと考えているところであります。

(以上)

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