伊藤金融担当大臣臨時閣議後記者会見の概要

(平成16年12月20日(月)9時40分~9時45分 場所:金融庁会見室)

【大臣より発言】

臨時閣議がございまして、平成17年度の経済見通しと経済財政運営の基本的態度について、或いは来年度の予算の原案について等、予算関係についての案件でございました。

以上であります。

【質疑応答】

問)

2005年度の予算の件なのですけれども、全体的に一般歳出が3年振りに減少して、一方で若干の増税と言うか定率減税の縮小等がありまして国民負担は増加するという感じになるのですけれども、景気への影響や大臣の予算全体に対する評価を教えていただきたいのですが。

答)

今御指摘がございましたように、来年度の予算につきましては一般歳出が前年度に比べて削減される等、歳出改革路線を堅持・強化するという方針の下で、従来にも増して歳出全般に渡る徹底した見直しというものが行われていると思います。そうした中で経済にも配慮した形の予算の編成というものがなされてきていると思います。来年度の経済見通しと経済財政運営の基本的態度においても「世界経済の回復が続く中で引き続き民間需要中心の緩やかな回復を続けると見込まれる」と経済財政政策担当大臣からもお話がございましたので、そうした方向の中で構造改革全体が着実に進んでいくと、或いは進めていかなければいけないと、そうした視点の中に立った予算編成が行われていると考えております。

問)

金融庁の要求の部分なのですけれども、大幅な定員増等を要求していると思うのですが、この辺につきまして現状で手応えみたいなものがございましたらお願いします。

答)

私共といたしましては機構・定員を中心に、金融・証券市場の利用者の安心の確保のための体制整備、或いは実効性、効率性の高い検査・監督体制の整備、ルール整備等の法務体制の充実強化のための体制整備、国際関係業務の充実強化のための体制整備、こうした観点から要望をさせていただいているところであります。まだ内示が行われておりませんので、今内示を待っているという段階でございます。

問)

「金融重点強化プログラム(仮称)」の件なのですけれども、今日諮問会議もございますけれども、そちらに行かれるのかどうか等今後のスケジュールについてお伺いしたいのですけれども。

答)

経済財政諮問会議で私共の考え方を今日説明させていただくという予定はございません。今週は与党の方々から御意見を賜り、そして私共としての現時点での考え方を御説明させていただいて、最終的な取りまとめに向けて鋭意、更に作業を進めていきたいと考えております。残すところもうあと10日もありませんので取りまとめに向けて一生懸命作業を進めていきたいと思います。

(以上)

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