伊藤金融担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成17年2月4日(金)8時53分~8時56分 場所:衆・議食前)

【大臣より発言】

閣議がございまして、経済産業省が中心となって検討されてきました有限責任事業組合契約に関する法律案、これが閣議決定されました。

その後、閣僚懇で財務大臣から偽500円硬貨の問題について御報告がございました。私からも財務省に対してこの問題はやはり通貨の信認に係る問題でありますので、我が庁も緊密に情報交換をさせていただきたい旨発言をさせていただいたところです。

以上です。

【質疑応答】

問)

三井住友フィナンシャルグループが、金融庁の検査で指摘を受けて連結赤字に陥る可能性があって、西川社長が辞任するという一部報道が出ていますが、金融庁としては何か報告を受けていらっしゃいますか。

答)

そのような報道があることは承知いたしておりますが、個別金融機関の検査の内容でありますとか人事に関することでありますので、コメントは差し控えさせていただきたいと思います。

問)

先程仰った500円硬貨の偽造問題なのですが、何か具体的な対策として今のところ決まっていることはありますでしょうか。

答)

この偽500円硬貨の問題は、やはり通貨の信認に対して大変重大な問題でありますので、私共といたしましても関係機関と緊密に情報交換をさせていただき、そして私共としても何か対応することがあれば然るべき対応をさせていただきたいと思っております。具体的な対応策については、これから検討していきたいと思っています。

問)

足利銀行なのですけれども、内部調査委員会の報告書が提出されて、今日決定するようなのですが、民事提訴についての金融庁としての評価をお願いします。

答)

内部調査委員会の調査報告書が提出されたということで、これからそれを踏まえて足利銀行で対応について検討されていくと考えておりますが、これ以上のコメントについては、大変恐縮ですが今の段階ではできませんので御容赦いただきたいと思います。

問)

偽造500円について現在の金融機関側の取組みと言いますか、体制というものをどのように見ておられますか。

答)

今回は郵便局のATMを通過したということでありますので、金融機関側にもやはりこの問題の重大性というものを認識していただいて、ATMの機械、或いは窓口においてもチェックをしっかりしていただきたいと思います。

問)

ちなみに閣僚懇では他の閣僚からこれについてお話はありましたか。

答)

閣僚からは官房長官からもお話がございました。「関係の機関で緊密に連携を取って対応するように」というお話がございました。

問)

銀行代理店なのですが、規制緩和の報告書が金融審議会で了承されたということで、証券仲介と保険窓販とか金融販売チャネルの多様化が進みますが、今後の金融販売チャネルのあり方についてイメージなどありましたら大臣の御所見をお願いします。

答)

この点については、「金融改革プログラム」においても利用者の利便を向上させていくために販売チャネルの多様化ということについて明記をさせていただいているところでございますので、工程表の中にも具体的にそのことについてこれらのロードマップのあり方について表していきたいと思っておりますし、また所要の法律について今検討させていただいているところでございますので、その検討作業を進めて国会の方に御審議をお願いさせていただきたいと思っております。

(以上)

サイトマップ

ページの先頭に戻る