伊藤金融担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成17年3月8日(火)9 時03分~9時07分 場所:金融庁会見室)

【大臣より発言】

先程閣議がございまして、本日の閣議において私共金融庁に関係する案件はございませんでした。

以上です。

【質疑応答】

問)

不良債権問題の象徴とされましたダイエーですが、昨日、丸紅を中心としたグループをスポンサーとして再建に乗り出すこととなりました。これでまさに経営再建が本格化すると思うのですけれども、ダイエーを巡って、大臣は産業と金融の一体的な再生と常々仰ってきたと思うのですけれども、こういった視点から今回のスポンサー企業が決定したこと、また今後の取組みへの期待等をお伺いしたいと思います。

答)

スポンサーについて、今お話がございましたように選定されたということは承知いたしております。今後は事業再建計画が着実に実施されて、そしてダイエーの事業再生が果たされるように、関係者が力を合わせて取組んで行かれることを期待いたしております。

問)

「金融改革プログラム」を昨年末に公表いたしましたけれども、あの中で年度内に工程表を策定して公表するというお話だったのですけれども、現在の進捗状況、また公表の目途等につきましてお話を伺いたいと思います。

答)

今お話がございましたように「金融改革プログラム」の工程表を年度内を目途にして策定し、公表させていただきたいということで、今鋭意作業を進めさせていただいております。御承知のとおり今回の「金融改革プログラム」というのは金融全体に関わるプログラムでありますので、全庁あげて工程表の策定作業をさせていただいているところでございまして、年度末を目途にということでございますので、今一生懸命作業を進めさせていただいているところでございます。

問)

今日、フジテレビとライブドアの件でTOBの期限を迎えるということですけれども、一連のフジテレビとライブドアの株式争奪戦を巡って、資本市場の整備という観点から教訓として感じられたことについてお願いします。

答)

個別の事柄に関係することについて金融庁として、私としてコメントは差し控えさせていただきたいと、そのことについては御理解を賜りたいと思います。

私共としましては一般論で申し上げれば、証券市場そして資本市場の発展のために、そうした市場に対する信頼性を確保していくということは極めて重要であります。透明性そして公正な取引の確保のために市場の動向というものを注視しながら、何か課題があればそれに対して適切な対応をすることによって市場に対する信頼性というものを確保していきたいと思っております。

(以上)

サイトマップ

ページの先頭に戻る