伊藤金融担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成17年6月10日(金)8時46分~8時49分 場所:国会内)

【大臣より発言】

閣議におきまして、金融庁に関係する案件はございませんでした。

【質疑応答】

問)

東京証券取引所の自主規制部門の分離の関係ですけれども、東京証券取引所の鶴島社長が参議院の財政金融委員会に出席されて、分離について否定的な見解を述べておられましたが、こうした発言を大臣としてどのように受け止めておられるのでしょうか。

答)

昨日、参議院の財政金融委員会に東京証券取引所の社長が出席をされて、質疑が行われていることは承知をいたしております。御承知の通り私共は東京証券取引所に報告書の提出を求めているわけでありますが、提出期限が6月13日でございます。内外の市場の変化を踏まえて、自主規制機能を的確に果たしていくための組織体制、或いは上場廃止基準等のあり方について、現在具体的な検討作業が続けられていると思いますので、現段階で私共としてのコメントは差し控えさせていただきたいと思います。いずれにいたしましても、報告書の提出を受けまして、その報告書とそして金融審議会においてもまさに審議が行われておりますので、その審議の状況を踏まえながら、東京証券取引所を始めとした市場開設者ともこの課題について議論を深めていきたいと思っております。

問)

ヘラクレスのシステム障害の関係ですが、大阪証券取引所の筆頭株主の村上世彰氏が経営陣の責任を追及したり、それからヘラクレスへの上場を検討している企業が他市場への鞍替えを検討するといった動きも出ていますが、こうした影響について大臣はどのような御所見をお持ちでしょうか。

答)

システム障害の問題につきましては、大阪証券取引所として当面の対策を実施し、そして追加的な措置を検討しているということが公表されていることは承知をいたしております。いずれにいたしましても、投資家等の信頼を損ねないように的確かつそして速やかな改善策が講じられることを期待しております。

(以上)

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