伊藤金融担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成17年6月17日(金)9時28分~9時32分 場所:国会内)

【大臣より発言】

本日の閣議で金融庁に関する案件が一つございました。破綻金融機関の処理のために講じた措置の内容等に関する報告、FRC報告について閣議決定がなされました。

以上です。

【質疑応答】

問)

日本振興銀行の木村社長が、妻が社長を勤めるウッドビレッジという会社に1億8,000万円を3%という低金利で融資していることについて、銀行法で禁じている銀行主要株主優遇に当たるのではないかという指摘がありますが、これについて大臣の御所見をお願いします。

答)

今のお尋ねは、個別金融機関の個別取引に関わることでございますので、大変恐縮ですがコメントは差し控えさせていただきます。

問)

昨日の自民党の企業統治委員会において、敵対的買収に対する防止策について、フジテレビの日枝会長とライブドアの堀江社長が参加されて、それぞれ意見を述べられていますが、その中で日枝会長がライブドアによる時間外を使ったニッポン放送株の大量取得が発生した当初に、金融庁が「違法ではない」と容認したことについて、その後の司法判断などの流れを作ったということについて、当初の発言の段階で精査をして欲しかったという不満を示されていますが、この発言についてどのように受け止められておられますか。

答)

その点につきましては、この記者会見で私としてはその制度について、記者の皆様の御質問に対してお答えをさせていただいたと思っております。この制度の下では、相対取引と類似した取引になる可能性があると、したがってTOB制度の形骸化を招く惧れがある。そこで私共として、今回証券取引法を改正させていただいて、そして立会外取引をTOB規制の適用対象とできるように御審議をお願いさせていただいて、昨日参議院の財政金融委員会において全会一致で可決をしていただいたと思っております。

(以上)

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