伊藤金融担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成17年7月12日(火)9時40分~9時43分 場所:金融庁会見室)

【大臣より発言】

閣議がございまして、閣議で金融庁に関係する案件はございませんでした。

閣僚懇談会で総理からロンドン同時爆破テロとテロ対策の確実な推進について御指示がございまして、その中で「テロ対策において最も重要なことは、これを未然に防止することである」と、「従って政府が昨年12月に策定したテロの未然防止に関する行動計画を確実に推進するよう努めてもらいたい」と、こういう御指示がございました。

以上です。

【質疑応答】

問)

金融機関の個人情報の紛失についてですが、昨日、個人情報の紛失を公表した金融機関が184に達するというお話がございました。全預金取扱金融機関の4分の1に達する大変な数ですが、改めまして、この個人情報の紛失に関する大臣の御所見と金融庁の対応についてお願いいたします。

答)

今御指摘がございましたように、一斉点検の結果、発覚した紛失等について公表している金融機関数が7月8日の時点で184の機関となっているわけでありますが、このように多くの金融機関において紛失等の事実が判明したということは、大変遺憾なことであると思っております。金融機関における顧客情報の適切な管理というものは、個人情報保護及び金融機関に対する利用者の信認の確保の観点から極めて重要であるため、各金融機関においては、引続き顧客情報の適切な管理に努めていただきたいと考えております。

金融庁の対応につきましては、全体の状況を取りまとめた上で、その結果及び個々の報告内容等を精査し、検討することとしたいと考えております。その際には、今般の一斉点検は、金融は国民から高いレベルの個人情報の保護が求められる分野でありますので、そうしたことを踏まえて、各金融機関に自主的な取組みを要請したものであること。そして個人情報保護法等が施行された4月1日時点の個人顧客情報についての点検・監査を求めたものであること。一斉点検以外で発生した事実の有無や金融機関において現在なされている対策や安全管理体制の適切性等を総合的に勘案し、判断する必要があると考えているところでございます。

(以上)

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