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柳澤金融担当大臣臨時閣議後記者会見の概要
(平成13年5月24日(木)9時52分~9時55分)
【閣議案件等】
今日は閣議で、緊急経済対策関連として4法案出ました。金融庁の方からのCP(短期社債等の振替に関する法律案)と振替機関(株券等の保管及び振替に関する法律の一部を改正する法律案)の関係で2法案が出たわけでございます。それから、明日の閣議は8時半、院内ということになりました。
閣僚懇に移りまして、土地収用法は緊急経済対策絡みで、成立を促進して欲しいと。都市再生ということがプレイアップされているけれども、農村部についても配慮が必要だということ。それから最近の通貨の状況について若干のやりとりがありました。それからハンセン病の問題についてのご報告がありました。以上です。
【質疑応答】
- 問)
-
ハンセン病についてですが、昨日の夕方、控訴を断念するという発表があったのですが、これについて大臣はどうお考えですか。
- 答)
-
もう、全く政治が存在しているということを証明したようなご決断だったと、このように思います。
- 問)
-
評価されるということですか。
- 答)
-
はい。評価をします。
- 問)
-
全銀協の山本会長が債権放棄の関係で、債権放棄を一度受けた企業でも、合併などを前提にした場合は、二度目の債権放棄も認められるのではないかみたいな話が会見でありまして、それについて大臣は、二度目の債権放棄については、どうお考えでしょうか。
- 答)
-
なかなか難しい問題だというふうに思いますね。望ましくもないし、また負担も大変だと、こういうように思いますが、他方、また産業再生のために、もう一段の再編というようなことが、どうしても必要だというようなことがあった時に、どういうふうにそのバランスをとるか、こういう問題だと思っております。
- 問)
-
そうしますとバランスをとる、場合によっては大臣としても。
- 答)
-
だからギリギリね、全くそれに門戸を閉ざしてしまうというところまではどうかと。しかし、門戸が広々と空いているなんていうようなことではもとよりないという感じだと思います。
- 問)
-
ケースバイケースだということでしょうか。
- 答)
-
まあケースバイケースというか、そこまでもいかないのではないかと思いますね。極めて、限定された話だというふうに考えるべきだろうと思います。
(以上)