平成13年2月27日
金融庁
日独財務金融協議について
平成13年2月20日、ベルリンにおいて、ドイツ連邦大蔵省と日本財務省を共同議長とした日独財務金融協議が開催され、当庁からは大久保参事官他が出席した。
協議終了後に発表したプレスリリースは以下のとおり。
(本件に関する照会先)
総務企画局国際課調整係
3506-6000
内線:3199
(プレスリリース)
日独財務金融協議(仮訳)
2001年2月20日
ドイツ連邦大蔵省コッホウェザー大蔵次官と財務省黒田財務官が、本日ベルリンのドイツ連邦大蔵省において日独財務金融協議を行った。日独の監督当局の代表も会議に出席した。
本協議は、両国の経済の現状やマクロ経済政策、年金改革等の法律案等について意見交換を行うために開催された。他の議題としては、両国及び国際機関における規制や金融市場の監督に関する最近の動向などがとりあげられた。
様々な金融セクター間の結びつきがますます複雑なものとなる中で、金融機関及び金融市場の効果的な監督を確かなものとするための適切な手段に関して議論が行われた。日本側は、金融サービスの全分野をカバーする一元的監督当局である金融庁設立に関する経験について報告を行った。また、銀行、保険、証券取引の各監督当局を統合するとのドイツ連邦大蔵省の計画に関心が示された。両国は、監督の枠組みとその実施については、金融市場における変化の状況に対応できるものである必要があるとの認識で一致した。
また、国際金融システムの強化等、国際レベルにおける共通の関心を促進していく上で、緊密な協力を継続していくことでも一致した。