平成30年4月17日
金融庁
 

第4回日中ハイレベル経済対話における
金融分野の対応について


1. 2018年4月16日、東京において、第4回日中ハイレベル経済対話が開催されました。日本側は河野太郎外務大臣が、中国側は王毅(おう・き)国務委員兼外交部長が議長を務め、日中間の経済分野における協力と交流などの議題について深い意見交換が行われました。
 
2. 金融分野については、越智隆雄・内閣府副大臣から以下の内容を発言しました。

金融分野は2009年の第2回日中ハイレベル経済対話以降、主要テーマの一つとして、数多くの具体的な成果を実現してきた。最近では、昨年末に邦銀のパンダ債発行が日中間で合意された。
また、先週のボアオフォーラムでは、習近平国家主席が金融の対外開放について演説し、その具体的な実施方針についても易綱人民銀行行長から公表されたと承知。

このように中国の金融の対外開放が進む中で、日中金融協力の重要性は益々高まっているとの認識の下、以下の3点について、中国政府の前向きな検討を要請。 

  ① 日系金融機関に対する事業債引受、パンダ債引受、債券決済代理人等のライセンスの早期付与
  ② 証券・生保等の分野における日系金融機関の中国市場参入に対する支援
  ③ 日中金融当局間の一層の連携強化
 
3. 中国側からは、金融分野の対外開放の推進や今後の日中金融協力の更なる強化等について発言がありました。
 
4. 金融庁は、今後とも日中両国の金融協力の強化を図るとともに、日系金融機関の中国ビジネスの環境整備に努めて参ります。


 
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金融庁総務企画局総務課国際室

03-3506-6000(代表)(内線3877、3696)

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