平成30年5月10日
金融庁
 

日中首脳会談における金融分野の対応について


1. 5月9日、安倍総理は迎賓館において、李克強(り・こくきょう)中国国務院総理との間で日中首脳会談を行いました。
 
2. 首脳会談における金融分野の概要は以下のとおりです。
 
安倍総理から、中国の最近の金融市場の対外開放措置を歓迎するとともに、金融協力の実現に向けた大きな進展への期待を述べた。
 
これに対し、李総理からは、日本に対して2,000億元(約3.4兆円)の人民元適格外国機関投資家(RQFII)枠を付与することが伝えられた。
 
また、両首脳は、人民元クリアリング銀行の設置、円=元の通貨スワップ協定の締結のための作業を早期に完了させることで一致した。
 
さらに、李総理は、日系金融機関への債券業務ライセンスの付与及び中国市場参入について法令に基づき早期に進める旨述べた。
 
3. 金融庁は、日中間での上記合意等を踏まえ、今後とも日中金融協力の強化を図るとともに、日系金融機関の中国ビジネスの環境整備に努めて参ります。

  

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