平成31年4月15日
金融庁
 

第5回日中ハイレベル経済対話における金融分野の対応について

 1.2019年4月14日、北京において、第5回日中ハイレベル経済対話が開催されました。日本側は河野太郎外務大臣が、中国側は王毅(おう・き)国務委員兼外交部長が議長を務め、日中間の経済分野における協力と交流などの議題について深い意見交換が行われました。

 
2.金融庁からは田中良生・内閣府副大臣(金融担当)が出席し、中国金融当局からは方星海・証券監督管理委員会副主席が出席しました。
  
3.田中副大臣から昨年秋に首脳間で合意した日中証券市場協力の具体的な進展とともに、金融当局間の連携強化など以下の4点を要請しました。
  
  ① 日系金融機関の中国市場参入に対する支援やETF相互上場の早期実現など日中証券市場協力の強化
  ② 金融庁と銀保監会の監督者会合拡充や市場監視分野における連携強化など金融当局間の更なる連携強化
  ③ 日系損保会社による規制緩和要望の早期実現
  ④ 対中証券投資に関する非課税措置の恒久化

(参考)このほか、金融関連では伊佐財務大臣政務官から、以下の2点を要請。
  ① 人民元クリアリング銀行への邦銀の指定の早期実現
  ② 邦銀への債券業務ライセンスの付与
  
4.中国側からは、金融分野の対外開放の推進や今後の日中金融協力の更なる強化等について発言がありました。
 
5.金融庁は、今後とも日中両国の金融協力の強化を図るとともに、日系金融機関の中国ビジネスの環境整備に努めて参ります。
  

             
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金融庁総合政策局総務課国際室

Tel:03-3506-6000(代表)(内線3155, 3696)

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