令和5年12月21日
金融庁
金融安定理事会による「2023年破綻処理改革の実施に関する報告書」の公表について
金融安定理事会(FSB)は、12月15日、「2023年破綻処理改革の実施に関する報告書」(原題:2023 Resolution Report “Applying lessons learnt”)を公表しました。
本文書は、システム上重要な金融機関における、FSBの破綻処理に関する施策の実施と破綻処理可能性向上に向けた取組みの進捗状況を報告するものです。FSBは2012年以降こうした報告書を年次で公表しており、今回が12回目の公表となります。
報告書は、銀行・中央清算機関(CCP)・保険会社の各セクターにおけるFSB及び金融機関の取組みを紹介するとともに、破綻処理可能性の向上に向けた2024年の作業計画を示しています。作業計画では、FSBは、2023年春の銀行セクターの混乱から得られた暫定的な教訓(※)を深掘りするとしており、その中には公的流動性バックストップやベイルイン実行に向けた法的な課題、デジタル化の破綻処理への影響などが含まれます。
(※)詳細については、FSBが、2023年10月に公表した「2023年の銀行破綻:破綻処理への暫定的な教訓(原題:2023 Bank Failures: Preliminary lessons learnt for resolution)」を参照。
詳細につきましては、以下をご覧ください。
- 関連サイト:金融安定理事会ウェブサイト(https://www.fsb.org/)
以上
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金融庁総合政策局総務課国際室
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