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令和7年10月20日
金融庁
金融安定理事会による「G20金融規制改革の
実施モニタリングレビュー:中間報告書」の公表について
金融安定理事会(FSB)は、G20議長国(南アフリカ)からの要請に基づき、金融危機以降の過去15年間に策定された、バーゼルⅢをはじめとする金融規制改革の実施状況に対して、FSBや各基準設定主体がどのようにモニタリングしてきたか、そのモニタリングに更なる改善の余地がないか、これまでの取組みをレビューすることとしています。そのレビューチームの議長は、ランダル・クオールズ元FSB議長が務めているほか、日本銀行の氷見野良三副総裁が基準の実施に係る常設委員会(SCSI: Standing Committee on Standards Implementation)議長としてレビューチームのメンバーに就任しています。
今般、FSBは、令和7年(2025年)10月15日から16日にかけて米国・ワシントンD.C.にて開催されたG20財務大臣・中央銀行総裁会議にあわせて、10月13日、金融規制改革の実施状況について取り纏めた中間報告書を公表しました。
中間報告書では、「大きすぎて潰せない問題(TBTF)」に対する改革、ノンバンク金融仲介(NBFI)改革、店頭(OTC)デリバティブ市場改革、バーゼルⅢ、暗号資産市場と活動に関する勧告等を対象にレビューを実施しました。その結果、G20金融規制改革の実施において多くの前向きな進展がみられる一方、まだ完全に実施されていない重要な改革があると指摘するとともに、近年、各国のコミットメントがかつてほど強力ではなくなってきているのではないかとの懸念が生じており、一層強固な実施モニタリングが必要であることを強調しています。今後、FSBでは、最も効果的と考えられる実施モニタリングのアプローチについて教訓を引き出し、FSBがこの点をどのように改善できるかに関する勧告を最終報告書において行うこととしています。
詳細につきましては、以下をご覧ください。
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金融安定理事会ウェブサイト(https://www.fsb.org/
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