令和2年7月1日
金融庁

IOSCOによる報告書「依拠のプロセスに関する好事例」の公表について

IOSCO(証券監督者国際機構)は、6月26日、報告書「依拠のプロセスに関する好事例」を公表しました。

本報告書は、依拠の判断を行う当局及びその相手当局の双方にとって、依拠の審査の着手段階から始まる一連のプロセスを改善・効率化するために考慮できる事項(practices that regulators could consider)を好事例として提示しています。

好事例の主な内容

  • 依拠のプロセスにおける透明性(依拠の範囲、依拠のための評価の手順や基準、スケジュール等)を向上させるための最も適切な仕組みの考慮
  • 規制の効果に着目した評価を行うための基準の考慮(監督及び法執行能力、国際基準への準拠性等)
  • 依拠の評価において対象となる業者等が自国法域にもたらすリスクの性質や程度等に関する考慮(金融システム安定性や投資者保護等)
  • 依拠に関する評価の議論中及び依拠決定時における、評価国・被評価国間で十分なコミュニケーションや説明を行うことへの考慮
  • 依拠決定後の相手国制度のモニタリング、及び依拠決定を将来取り消す場合の考慮事項(適時の情報提供や、代替的手段の採用の検討等)

 

本報告書は、IOSCOクロスボーダー規制タスクフォース作業部会(共同議長:当庁国際証券監理官 水口 純)により作成されました。内容については、以下をご覧ください。

PDFのアイコン画像です。IOSCO メディアリリース(原文)新しいウィンドウで開きます<IOSCOウェブサイトリンク>
PDFのアイコン画像です。IOSCO メディアリリース(仮訳)
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金融庁総合政策局 国際室

03-3506-6000(代表) (内線3897)

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