IOSCOの組織

IOSCOの主な組織は以下のとおりです。金融庁は、証券規制の企画・立案や証券会社の監督等を行う立場から、これらの委員会における議論に積極的に参画しています。

総会

「総会(Presidents Committee)」は、全ての普通会員の代表者によって構成され、IOSCOの目的達成のために必要なすべての事項についての決定権限を有します。総会は、年1回、年次総会時に開催されます。なお、1994年6月には第19回年次総会が東京で開催されました。 総会の下には、「代表理事会(IOSCO Board)」及び「地域委員会(Regional Committee)」が置かれています。

代表理事会

代表理事会は、2012年5月の北京総会において、既存の理事会や専門委員会等を統合して設立された会議体であり、証券分野における国際的な規制上の課題への対処や、予算の承認等、IOSCOのガバナンス確保、証券分野における能力開発等に関する検討・調整を行っています。

代表理事会は、金融庁を含む35当局で構成されており、議長はベルギー金融サービス市場局(FSMA)ジャン・ポール・セルベ氏が、副議長(3席)は金融庁 有泉金融国際審議官、米商品先物取引委員会(CFTC)ロスティン・ベナン氏及びエジプト金融監督庁(FRA)モハメド・ファリド・サレ氏が務めています。

代表理事会の下には、それぞれ異なる分野の政策課題に関する議論を行う複数の「政策委員会(Policy Committee)」や、新興市場国の証券規制当局により構成され、原則等の策定や教育訓練等を通じて、新興市場の効率性を向上させることを目的とした「成長・新興市場委員会(Growth and Emerging Markets Committee)」等が設置されています。

地域委員会

代表委員会の下には、アジア・太平洋地域委員会、米州地域委員会、ヨーロッパ地域委員会、アフリカ・中東地域委員会の4つの地域委員会が置かれており、それぞれの地域における課題が議論されています。金融庁は、「アジア・太平洋地域委員会(Asia-Pacific Regional Committee:APRC)」のメンバーであり、同委員会は年2回程度開催されています。同委員会の議長は金融庁 有泉金融国際審議官が務めています。

IOSCO事務局

IOSCOの事務局は、1986年から2000年末までモントリオール(カナダ)に置かれていましたが、2001年1月よりマドリッド(スペイン)に移転されています。

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