「車座ふるさとトーク」を栃木県足利市で開催しました(平成30年2月19日)

 平成30年2月19日(月曜)、村井内閣府大臣政務官(金融担当)は、栃木県足利市において、「お金と暮らし(つみたてNISAのスタートとその意義)」を テーマに、栃木県内に在住の12名の方々と「車座ふるさとトーク」を開催しました。

写真1(車座ふるさとトークの様子)

車座ふるさとトークの様子

写真2(トーク後の記念撮影)

トーク後の記念撮影

○ 村井政務官より、本年1月から始まった「つみたてNISA」の紹介をはじめ、長期・積立・分散投資による家計の資産形成の意義等についてご説明し、参加者の皆様からご意見を伺いました。
 
(参加者の皆様からの主なご意見)
 
・実際につみたてNISAを始めようと銀行に行った際、手続きが非常に面倒であったので、初心者にも分かりやすいように手続きを簡素化してほしい。
 
・NISAとつみたてNISAは選択制というが、一度選択したら変更することが出来ないわけではなく、どちらで投資するかは1年ごとに選択が可能、過去に買った商品も売却する必要が無い、ということについて、もっと説明するといいのではないか。
 
・投資に触れるきっかけがなく、NISAと聞いても意味が分からない。若い人にももっと分かりやすいようにしてほしい。
 
・元本割れの可能性がある等少しでもリスクがあるものはやりたくない。若い人に勧めるにしても、リスクがどういうものなのか分かっていない状態で勧めるのはいかがかと思う。金融教育をしっかりする等、リスクを理解してから始められるように丁寧に勧めてほしい。
 
・(リスク等を理解して)分別を持ったやり方でやるのであれば、つみたてNISAは、現預金で資産を持つよりも良いのではないかと思った。
 
・定年退職者としては、預貯金が増えるということよりもまず、手元のお金を減らさず、それを維持したいと考えている。つみたてNISAのような制度が、10年、20年前の自分が現役であった際に選択肢としてあれば良かったなと思う。
 
・これから子供たちに進学等でお金が必要になる中、預貯金を取り崩しながら生活をしていくことになることを考えると、いかにこれまで貯めてきたものを増やすかという観点から、非課税で投資が出来るつみたてNISAにはとても興味が湧いた。
 
・少し投資経験があり、つみたてNISAはよい制度だと感じている。若い世代、特に結婚する前の世代はお金を貯めやすいと思うので、もっと若い世代につみたてNISAを広めてほしい。そのためには、小さいうちから金融教育をしていく必要があると考える。
 
・消費生活相談員として相談を受けていると、金融商品の売り手が高齢者に対して、ちゃんと買い手に合った適切な商品を勧めておらず、また消費者もリスク等をしっかり理解しないまま購入していると思われる相談があり、投資に対しポジティブになれないでいる。
 
・日本で投資が定着していないのは、日本人の資質というよりは、金融教育が不足しているからだと思う。学校教育において、なぜ投資するのかという 投資の意味、ひいては社会貢献の意味をしっかり教育すべき。
 
・NISAやつみたてNISAの期限を無期限にしてほしい。
 
○ 村井政務官からは、以下のようなお話をさせて頂きました。
・金融庁では、現在つみたてNISAを普及するため努力しているが、国民全体で投資に係る知識を深めていくことも必要であり、併せて金融教育にも積極的に取り組んでいるところ。人生100年時代を迎える中、いつ資産を貯め、いつ入り用になるのか若いうちから理解していただくことが重要であると考えている。
・本日は、率直な意見をいただいて大変ありがたく思う。本日頂いたご意見を踏まえ、今後の金融行政に活かしていきたい。

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