平成20年2月7日
金融庁

ソルベンシー・マージン比率の見直しの骨子(案)にかかる意見募集について

金融庁では、ソルベンシー・マージン比率の見直しの骨子(案)(以下、骨子(案)という。)について意見を募集することにしました。

  • 1. 趣旨

    ソルベンシー・マージン比率の算出基準等に関する検討チームの報告書(平成19年4月3日)において、短期的な取組みとしてリスク係数の見直しなどが指摘され、また、中期的には経済価値ベースでのソルベンシー評価を目指すべきと提言されました。

    金融庁においては、これを踏まえてソルベンシー・マージン比率の見直しを検討していますが、今般、短期的な見直しに関し、骨子(案)を公表し、技術的な実施可能性について広く意見を求め、今後の検討に反映させることとしました。

  • 2. 骨子(案)の概要

    骨子(案)は、個別項目ごとに見直しの方向性を示すものであり、その基本的考え方は、以下の(1)から(4)のとおりです。

    • (1)リスク係数については、直近(平成18年度)までの実績を織り込む。

    • (2)リスク係数の信頼水準を90%から95%に引き上げる。

    • (3)各社の資産構成割合を基に価格変動等リスクの分散投資によるリスク軽減効果を計算する(現行、生保では一律30%、損保では一律20%)。

    • (4)マージン項目のうち、損失の補填に充てられないケースのありうる繰延税金資産、オフバランスの資産である税効果相当額及び将来利益について、算入制限等を行う。

骨子(案)についてご意見がありましたら、平成20年5月30日(金)17時00分(必着)までに、氏名又は名称、住所、所属及び理由を付記の上、郵便、ファックス又はインターネットにより下記にお寄せ下さい。電話によるご意見はご遠慮願います。

なお、いただいたご意見につきましては、氏名又は名称を含めて公表させていただく場合があるほか、個別には回答いたしませんので、あらかじめご了承下さい。

ご意見の募集は終了しました。ご協力ありがとうございました。

(参考)今後のスケジュールについて

  • (1)ソルベンシー・マージン比率の見直しについて、骨子(案)に対する意見も参考にしながら、具体的な改正案の提示に向けて、検討を進めます。

  • (2)具体的な改正については、昨今のマーケットの動向をソルベンシー・マージン比率の算出にどのように織り込むべきか見極めた上で、実施するものとします。但し、具体的な改正は、短期的な見直しにかかるものですので、ソルベンシー規制に関する国際的な動向を踏まえて実施する中期的な見直しまでの間に行うこととします。

ご意見の送付先

金融庁監督局保険課
郵便:〒100-8967
東京都千代田区霞が関3-2-1
中央合同庁舎第7号館
ファックス:03-3506-6115
ホームページ・アドレス:http://www.fsa.go.jp/

お問い合わせ先

金融庁 Tel 03-3506-6000(代表)
監督局保険課(内線3770、3431)


(別紙) PDFソルベンシー・マージン比率の見直しの骨子(案)(PDF:180KB)
(参考1) PDF骨子(案)に関する説明資料(PDF:256KB)
(参考2) PDFソルベンシー・マージン比率に関する参考資料(PDF:175KB)

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