平成27年11月2日
金融庁
地域金融企画室の設置について
日本の地域金融機関については、営業地域における顧客層のニーズを的確に捉えた商品・サービスの提供を行うとともに、地域の経済・産業を支えていくことが求められています。また、担保・保証に依存する融資姿勢を改め、取引先企業の事業の内容や成長可能性等を適切に評価(事業性評価)し、融資や本業支援等を通じて、地域産業・企業の生産性向上や円滑な新陳代謝の促進を図り、地方創生に貢献していくことが期待されています。
こうした観点から、地域における金融仲介機能に関して、必要な企画、立案、調整、情報収集及び情報分析を行うため、今般、監督局総務課に「地域金融企画室」を設置し、室長として日下智晴を任命しました。
平成27事務年度においては、「金融行政方針」に基づき、関係部署と連携しつつ、以下の業務を行う予定としています。
(1)金融機関に対する融資先企業からの評価を把握するための企業ヒアリングの企画・調整。
(2)地方創生に向けた各金融機関の金融仲介の取組みについて評価を行うための多様なベンチマーク等の金融機関のモニタリング手法の検討。
(3)「金融仲介の改善に向けた検討会議(仮称)」の事務局業務及び地域金融に関する金融庁の対応方針や方策等に関する検討。
お問い合わせ先
金融庁 Tel 03-3506-6000(代表)
監督局総務課 地域金融企画室(内線 2244、2242)