平成29年11月2日
金融庁
 

  「FinTech実証実験ハブ」初の支援決定案件について

  金融庁では、フィンテックを活用したイノベーションに向けたチャレンジを加速させる観点から、平成29年9月21日、フィンテック企業や金融機関等が、前例のない実証実験を行おうとする際に抱きがちな躊躇・懸念を払拭するため、「FinTech実証実験ハブ」を設置しました(FinTech実証実験ハブの設置について)。
 今般、FinTech実証実験ハブ設置後、本スキームにおける支援を決定した第1号案件について、お知らせします。
 本件は、以下のチェック項目に照らして検討した結果、金融庁として本スキームを通じた支援を行うことを決定したものです。
① 実験内容と論点が明らかであること(明確性)
② サービスの実現によって我が国における利用者利便や企業の生産性の向上が見込まれること(社会的意義)
③ 実現しようとするサービスに革新性が認められること(革新性)
④ 実証実験に一般利用者が参加する場合には、利用者への説明を含め、利用者保護上の対応を適切に行うこと(利用者保護)
⑤ 実証実験を行うのに必要な資金・人員等のリソースが確保されていること(実験の遂行可能性)
 なお、実証実験終了後には、実験を通じて整理されたコンプライアンスや監督対応上の論点、一般利用者に向けてサービスを提供する際に生じ得る法令解釈に係る実務上の論点等を含む実験結果・結論について、金融庁ウェブサイトにおいて公表させていただく予定です。
 今後も、本スキームにおいて支援を決定した際には、随時公表させていただきます。
 

申込者名

 株式会社みずほフィナンシャルグループ
 株式会社三井住友フィナンシャルグループ
 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ
 デロイト トーマツ グループ

実験概要

(実験内容)
  ブロックチェーン技術を用いて、顧客の本人確認手続きを金融機関共同で実施するシステムの構築を検討(本枠組みに参加する金融機関のいずれかで本人確認済みの顧客が、他の参加金融機関との間で新規取引を行おうとする際には再度の本人確認を実施しない仕組みを検討)。
(想定期間)
 平成29年11月から平成30年3月まで
 ※ 参考
 申込者における実証実験開始に係るニュースリリースリンク先
 https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/about-deloitte/articles/news-releases/nr20170721.html新しいウィンドウで開きます

実験結果

「FinTech実証実験ハブ」初の支援決定案件の実験結果について(平成30年7月17日公表)

お問い合わせ先

金融庁 Tel 03-3506-6000(代表)

総務企画局  政策課(内線2417、2918)

    企画課調査室(内線3911、3514)

 

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