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令和元年6月21日
金融庁
「金融機関のシステム障害に関する分析レポート」の公表について
金融庁は、「金融機関のシステム障害に関する分析レポート」を別紙のとおり取りまとめましたので、公表します。金融庁では、監督指針に基づき、発生したシステム障害について金融機関から「障害発生等報告書」を受領するとともに、各金融機関に対し障害の復旧状況の確認やヒアリング等を行い、金融機関で分析・検討した障害の真因、事後改善策の報告を受けています。
これらのシステム障害を分析したところ、デジタライゼーションの進展等に伴うITシステムへの依存の深化や情報セキュリティを含むシステムリスクの多様化によって、サードパーティを含めた新たなリスクが顕在化した事例がみられました。
こうした状況を踏まえ、各金融機関がシステムリスク管理に取り組んでいく上で、システム障害に関する分析結果が参考になると考え、この度、主な事例に業態共有・業態固有の主な障害傾向と障害事例(事象、原因、対策)を取りまとめて公表することにしました。
各金融機関においては、今後予定されている金融検査マニュアル廃止後も、引き続き一般に存在する各種ガイドライン等 や本文書を活用し、金融システムの安定化や利用者保護の観点からシステムリスク管理態勢の整備や高度化に向けた創意・工夫を積み重ねることが期待されます。
(別紙)

お問い合わせ先
金融庁 Tel 03-3506-6000(代表)
総合政策局リスク分析総括課(内線3442、2894)