平成14年12月6日
金融庁
中部銀行の再承継先に係る営業譲渡契約の締結について
1. 中部銀行の譲渡先については、本年3月28日、日本承継銀行との間で営業譲渡契約が締結されるとともに、日本承継銀行からの再承継先(最終的な受皿金融機関)については、11月1日、中部銀行及び日本承継銀行と清水銀行、静岡中央銀行及び東京スター銀行の間で基本合意書が締結され、引き続き関係者間で営業譲渡契約の締結に向けて鋭意協議が進められてきた。
2. その結果、この程関係者間で合意に達したことから、本日、中部銀行及び日本承継銀行と各行の間で営業譲渡契約書が締結されたところである。
3. 今後は、預金保険法等に基づく所要の手続き及び措置を経て、平成15年3月3日に中部銀行から日本承継銀行への営業譲渡、また、同日、日本承継銀行から清水銀行等への営業譲渡が行われる予定となっている。
4. 当庁としては、中部銀行の再承継先について確たる見通しが立てられる状況に至ったことについて、関係者の御努力に敬意を表するとともに、その労を多としたい。
【問い合わせ先】
金融庁 Tel:03-3506-6000(代表)
監督局総務課 金融危機対応室
平成14年12月6日
中部銀行の営業譲渡契約締結(再承継)について
株式会社中部銀行
金融整理管財人
1. 交渉の状況
○平成14年11月1日、預金保険機構を含む金融整理管財人は、日本承継銀行を経由した営業譲渡(再承継)について、同行及び清水銀行、静岡中央銀行、東京スター銀行との間で、基本合意書を締結した。
○その後、営業譲渡契約締結に向けて預金保険機構を含む金融整理管財人は日本承継銀行及び受皿3行と協議を重ねてきた結果、以下の内容で正式な譲渡契約を締結することについて合意に達したもの。
2. 譲渡契約の概要
(1) 承継資産 | 金融整理管財人が善意かつ健全と選定した債務者への与信資産全額3,391億円 (13年9月末残高) |
(2) 負債 | 預金等負債については全て引継がれる |
(3) 承継店舗数 | 44店舗中7店舗 (清水銀行2ヶ店、静岡中央銀行1ヶ店、東京スター銀行4ヶ店承継) |
(4) 再雇用する職員 | 約680人中130名以上 (うち嘱託等40名以上) |
(5) 営業譲渡日 | 平成15年3月3日(月) |
(6) その他事項は基本合意書から大きな変更なし |
3. 今後のスケジュール
14年12月6日 | 日本承継銀行及び受皿3行と営業譲渡契約締結 |
14年12月末日迄 | 株主総会等における譲渡承認 |
15年3月3日 | 中部銀行から日本承継銀行に営業譲渡 |
( 同日 | 日本承継銀行から清水銀行等に営業譲渡 ) |
以上