平成15年3月28日
金融庁
リレーションシップバンキングの機能強化に関するアクションプログラム
- 中小・地域金融機関の不良債権問題の解決に向けた
中小企業金融の再生と持続可能性(サステナビリティー)の確保 -
1.金融再生プログラム(平成14年10月30日公表)及び同作業工程表(平成14年11月29日公表)において、中小・地域金融機関の不良債権処理については、主要行とは異なる特性を有する「リレーションシップバンキング」のあり方を、金融審議会において多面的な尺度から検討の上、年度内を目途にアクションプログラムを策定することとしたところである。
2.これを受けた金融審議会金融分科会第二部会報告「リレーションシップバンキングの機能強化に向けて」が昨日、発表された。この中では、「平成16年度までの2年間を地域金融に関する『集中改善期間』とした上で、それぞれの中小・地域金融機関が本報告書の提言に沿ってリレーションシップバンキングの機能を強化し、中小企業の再生と地域経済の活性化を図るための各種の取組みを進めることによって、不良債権問題も同時に解決していくことが適当と考えられる」としている。
3.上記報告の提言を踏まえ、金融庁において、本日、別紙のとおり「リレーションシップバンキングの機能強化に関するアクションプログラム」を取りまとめたところであり、今後、本プログラムに盛り込まれた措置を着実に実施してまいりたい。
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