平成16年3月31日
金融庁

事務ガイドライン(「金融監督にあたっての留意事項について(第二分冊:保険会社関係)」)の一部改正について

  • 1.  金融庁において、事務運営上必要が生じたものについて、本日、事務ガイドライン(「金融監督の留意事項について(第二分冊:保険会社関係)」)を別添のとおり改正し、各財務局に通知した。

  • 2.  改正内容

    • (1)総代会の運営の改善

      総代の選出や総代会の運営について更なる改善がなされるよう、以下のとおり留意すべき点を明確化する。

      • イ.  総代会についての基本的な考え方の明確化

        • 総代は社員の代表であり、その人選は、社員の意思が反映されていると社員から信任が得られるものであることが重要であり、従来、重視されてきた出席率や見識等も重要な要素ではあるが、社員の代表を選出するとの趣旨を損なうものであってはならないこと

        • 総代の選出プロセスは、会社からの独立性が確保されていること

        • 総代会の議事等について、インターネット等も活用してディスクローズ等を拡充すること

      • ロ.  総代候補者選考委員会の機能強化

        • 選考委員会の委員の人選について、総代候補者の公正な選考に資するとの観点から、総代会において十分な審議が行われていること

        • 選考委員会の事務局の会社からの独立性の確保

        • 選考委員会は、総代候補者の具体的な選考方針を社員に明確かつ平易に説明すること

      • ハ.  契約者の信任が得られる総代の選出手続

        • 総代候補者は選考段階において既に社員である者のうちから選出

        • 特定の業界への偏りの排除

        • 事業運営に対する参加意識のある社員に開かれた総代選出(契約者懇談会の出席者から一定割合の総代候補者を選出するなど、選出方法の多様化)

        • 信任投票に当たっての各総代候補者に関する判断材料の充実(各候補者の所信、選考委員会による各人選に係る趣旨説明など)等

      • ニ.  総代会の議事の一層の公開

        • 議事の記録のディスクロージャー、傍聴制度の一層の周知等

      • ホ.  契約者懇談会の活性化

        • 社員への一層の周知、参加機会の拡大等

    • (2)プログラムミスの発生防止

      保険会社におけるシステム不備により、保険契約者等に対し不利益を及ぼすことを防ぐため、保険商品の開発や改定等に際して、プログラムミスの発生を防止するためにシステム開発等において留意すべき点を明確化する。

  • 3.  実施時期

    平成16年3月31日

連絡・問い合わせ先

金融庁 Tel:03-3506-6000(代表)
監督局 保険課(内線3363、3335)


PDF新旧対照表(第二分冊:保険会社関係)(PDF:45KB)

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