平成17年12月22日
金融庁
株式等の売買発注に係る一斉点検及び誤発注の再発防止について
1. 今般、株式市場において、証券会社による大規模な誤発注が発生したところであるが、同様の問題の再発を防止する目的で、12月22日付で、全ての証券会社に対して、以下の項目について一斉点検の実施を要請した。また、その点検結果及び考えられる改善策について1月20日までに報告するよう要請した。
【一斉点検項目】
I . 株式等の発注業務の管理について
i )売買発注業務に係る内部管理体制
ii )発注業務担当者の人員配置の適切性
iii )売買発注業務に係る上席者等の関与
(警告表示の解除権限者、解除の判断基準等)
iv )売買発注業務に係る社員教育・研修の実施状況
II . 株式等の発注システムの設計管理について
i )発注制限値の設定状況
(新規上場銘柄に対する制限設定状況を含む。)
ii )警告表示の具体的内容及び表示方法の適切性
iii )警告表示が発せられた場合のシステム解除の仕様等
※なお、発注システムを外注している場合は、外注先によるシステムの設計管理の状況及び外注先に対する委託者としての責任
III . 大規模な過誤注文等に対する危機対応策の策定状況について
【点検結果を踏まえた対応】
点検結果を踏まえての問題認識及び改善策について
2. 上記項目のうち、各証券会社において直ちに改善が必要と判断するものについては、一斉点検の結果を待たず、改善策を実施するよう注意喚起を行う。
【問い合わせ先】
金融庁監督局証券課 03-3506-6000
課長補佐 下畑(内線3352)
課長補佐 伊佐(内線3636)