令和元年9月9日
金融庁

金融仲介の取組状況を客観的に評価できる指標群(KPI)について

1.経緯

金融庁では、金融仲介の取組みについて十分な情報開示が行われることは、顧客が自らのニーズや課題解決に応えてくれる金融機関を主体的に選択することを可能とし、ひいては、良質な金融サービスの提供に向けた金融機関間の競争の実現にも資するとの観点から、これまで「金融仲介機能のベンチマーク」の策定といった施策を講じてきたところ。

今般、「成長戦略フォローアップ」(令和元年6月21日公表)を踏まえ、金融仲介の取組状況を客観的に評価できる指標群(KPI)として以下のとおり設定し、金融機関の取組みの「見える化」を推進し、担保・保証に過度に依存せず、中小企業・小規模事業者の事業性評価や生産性向上に向けた経営支援に十分に取り組んでいく。

2.金融仲介の取組状況を客観的に評価できる指標群(KPI)

・新規融資に占める経営者保証に依存しない融資の割合
・事業承継時における保証徴求対応に係る以下の4類型の件数割合
  -代表者の交代時において、旧経営者との保証契約を解除せず、かつ、新経営者との保証契約
    を締結した件数(二重徴求)
  -代表者の交代時において、旧経営者との保証契約は解除しなかったが、新経営者との保証契
    約は締結しなかった件数(旧経営者のみ保証徴求)
  -代表者の交代時において、旧経営者との保証契約を解除する一方、新経営者との保証契約を
    締結した件数(新経営者のみ保証徴求)
  -代表者の交代時において、旧経営者との保証契約を解除し、かつ、新経営者との保証契約を
    締結しなかった件数(両者とも保証徴求せず)
 
 PDF(別添)上記の定義 
 
主要行等及び地域銀行におかれては、本指標の推移について、可能な限り自主的な公表を期待します。
 
お問い合わせ先

監督局 銀行第二課地域金融企画室

金融庁 Tel 03-3506-6000(代表)(内線:2542、2457)

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