令和5年4月24日
金融庁

春の大型連休に向けて実施いただきたい対策について

 昨今のサイバー攻撃被害のリスクの高まりを踏まえ、当庁においては、関係省庁と連携し、昨年12月に、「年末年始休暇において実施いただきたい対策について」を発出しましたが、近年ではランサムウェアによるサイバー攻撃被害が国内外の様々な企業・団体等で続き、国民生活に影響が出る事例も発生しております。また、エモテットと呼ばれるマルウェアへの感染を狙う攻撃メールについては、本年3月に活動再開とその新たな手口を確認しており、感染や被害の拡大が懸念される状況にあります。
 さらに、最近では日本の政府機関・自治体や企業のホームページ等を標的としたDDoS攻撃と思われるサービス不能攻撃により、業務継続に影響のある事案も発生し、国民の誰もがサイバー攻撃の懸念に直面することとなっています。
 このように依然として厳しい情勢の下での春の大型連休においては、連休中の隙を突いたセキュリティインシデント発生の懸念が高まるとともに、連休後に電子メールの確認の量が増えることで偽装のチェックなどがおろそかになるといった感染リスクの高まりが予想されます。さらに、連休中は、通常と異なる体制等により、対応に遅延が生じたり、予期しない事象が生じたりすることが懸念されます。
 こうした大型連休がサイバーセキュリティに与えるリスクを考慮し、金融庁においては、下記の参考に基づき、令和5年4月24日、金融機関に対して、春の大型連休に向けたサイバーセキュリティ対策の実施を要請する注意喚起を行いました。
 あわせて、仮にサイバー攻撃を受けた場合は速やかに当庁・財務局に報告するよう再周知しました。

(参考)経済産業省・総務省・警察庁・内閣官房内閣サイバーセキュリティセンター「春の大型連休に向けて実施いただきたい対策について(注意喚起)」(令和5年4月24日)(PDF:369KB)

(参考)経済産業省・総務省・警察庁・内閣官房内閣サイバーセキュリティセンター「長期休暇に向けて、セキュリティ対策は万全ですか?」(令和5年4月24日)(PDF:800KB)

お問い合わせ先

金融庁 Tel 03-3506-6000(代表)
総合政策局リスク分析総括課サイバーセキュリティ対策企画調整室
(内線3780、5332)

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