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令和6年2月29日
金融庁

金融機関の移行計画の信頼性の理解に係る
国際ラウンドテーブルの開催結果について

金融庁では、金融機関による、ネットゼロや低炭素社会の実現に向けた移行計画策定の取組みが進む中、グリーンウォッシュの防止や、移行計画と移行に係るリスクと機会との関係について金融監督当局がより理解を深めることを目的として、令和5年11月6日と10日に、「金融機関の移行計画の信頼性の理解に係る国際ラウンドテーブル」(ウェブ会議)を開催しました。

開催概要

金融機関の移行計画の評価を行っている事業者や研究者から、金融機関による移行計画の策定状況や、パリ協定やネットゼロといった気候目標に向けた対応の進捗評価、評価のためのデータ収集に係る課題等をご紹介いただき、のべ25名程度の参加者で議論を行いました。

◆第1回(令和5年11月6日)

  • テーマ:

移行計画の評価に係る実情と実務の理解

  • スピーカー及び内容:

株式会社日本格付研究所
「Climate Transition Finance Evaluation Methodology and Examples」
モーニングスター サステイナリティクス
「Sustainalytics Approach towards Transition」

  • 議論の概要:

セクター別及び地域別のパスウェイが欠如している場合、当局が何を根拠として移行リスク、金融機関の移行計画の信頼性、グリーンウォッシュのおそれを評価、判断すべきかについて議論を行いました。

◆第2回(令和5年11月10日)

  • テーマ:

信頼性のある移行計画の要素の理解

  • スピーカー及び内容:

The Grantham Research Institute on Climate Change and the Environment

「Understanding the Elements of a Credible Transition Plan」

Transition Pathway Initiative Centre

「Monitoring and tracking progress towards a low carbon economy」

  • 議論の概要:

移行計画に係る信頼性の評価の指標として、排出量の経路だけではなく、ガバナンス体制の整備や排出量削減に資する設備投資へのファイナンスの用意があるのか、等が言及されました。また、移行リスクのミクロプルーデンス監督において、移行計画のどのような点に着目すべきかについて議論を行いました。

お問い合わせ先

金融庁 Tel 03-3506-6000(代表)

総合政策局総務課国際室(内線3198)

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