令和5年11月13日
金融庁

証券会社や日本証券業協会を騙ったSNS上の偽広告等に注意!

少しでも怪しいと思った場合は、証券会社に確認を!

1.偽広告等の主な手口
 
 最近、SNSやSMSを中心に、証券会社や日本証券業協会を騙った偽広告等の存在が確認されています。
 偽広告等の主な内容は、実在する証券会社の名称等を使用し、「今後高騰する株式の銘柄情報を入手できる」、「投資に関する書籍や資料をプレゼントする」といったものであり、これらの情報等を入手するため、リンク先へのアクセスやLINEアカウントの追加等を求めた上で、投資勧誘を行ったり、金銭の支払いの話を持ちかけたりするケースが確認されています。

2.怪しいと思った場合の対応方法

 少しでも怪しいと思った場合には、絶対に入金は行わずにすぐにやり取りを中断して、以下のような方法で証券会社へご確認ください。

 ■ 証券会社の公式ホームページに記載されたコールセンター等へ問合せを行う。 

 ■ 証券会社の公式ホームページ等で、注意喚起が行われていないか確認する。 

 ※ 証券会社(日本証券業協会会員)のホームページ一覧はこちら 新しいウィンドウで開きます

 
 また、以下のような相談窓口がございます。

 ■ 金融庁金融サービス利用者相談室
 受付時間:平日10時00分~17時00分
 電話(ナビダイヤル):0570-016811
 ※IP電話からは、03-5251-6811におかけください。
 インターネットによる情報の受付は、こちら新しいウィンドウで開きます

 ■ 日本証券業協会「株や社債をかたった投資詐欺」被害防止コールセンター
 電話:0120-344―999

 ■ 警察相談専用電話 #9110
 又は最寄りの警察署まで
 ※#9110の受付時間は、原則、平日の8時30分~17時15分
(各都道府県警察本部で異なります。土日祝日・時間外は、24時間受付体制の一部の県警を除き、当直又は音声案内で対応しております。)


※市場の公正性・透明性の確保や投資者保護の上で問題があると思われるような情報は、以下でも受け付けております。

 ■ 証券取引等監視委員会 情報提供窓口
 電話(ナビダイヤル):0570-00-3581
 ※IP電話からは、03-3581-9909におかけください。
 インターネットによる情報提供窓口は、こちら新しいウィンドウで開きます


3. 日本証券業協会による注意喚起
 
 日本証券業協会ウェブサイト新しいウィンドウで開きますでも、以下のように偽広告の事例などを掲載し、注意喚起を行っております。
 
【偽広告等の主な事例】
  • ■ SNSで著名人の写真を無断掲載し、証券会社や日本証券業協会の広告を装い、情報商材販売サイトなどへ誘導する。

  • ■ SNSで証券会社の公式アカウントを装い、LINEグループへの参加や詐欺サイトへのアクセスを誘導する。

  • ■ SNSで証券会社の役職員を装い、特定の銘柄の投資勧誘を行い、振込先を指定して入金を要求する。

  • ■ 普段取引がない証券会社の役職員を名乗って、LINEやSNSに突然連絡をし、特定の銘柄の投資勧誘や口座開設を要求する。

 

【偽広告等に記載されていた文言例】

  • ■ 寝ている間に利益が出ます!私たちのLINEに入ってください。

  • ■ ただクリックするだけで…簡単に月収100万円になる方法 クリックするだけで爆益

  • ■ 元本割れしない投資ができます!

  • ■ 高精度な株式情報を無料で手に入れることができます!

  • ■ 俳優の〇〇さんの愛読書の投資本です!(しかし、プレゼント主は広告で騙られた証券会社ではなく、全く別の会社)

  • ■ 〇か月で月収が5倍に!今月は100万円の利益!

  • ■ 現在の勝率は95%!参加メンバーのほとんどが私のチームに入っています!


【偽アカウント・偽広告等の見分け方のポイント】
  • ■ 普段取引のない証券会社やその役職員を名乗る者からの連絡である。

  • ■ 普段取引のある証券会社を名乗っていても、これまでは用いられたことのない連絡方法や唐突な内容である。

  • ■ 「元本保証」・「確実に儲ける方法」等、必ず利益がでることを謳う広告である。

  • ■ 公式アカウント(正式な会社・組織名)とユーザー名が異なっている。

      (例)正式な組織名:日本証券業協会、偽アカウントが名乗った組織名:日本証券協会

  • ■ 広告主の所在地等を見ると、証券会社の本店・支店の所在地と異なっている。

  • ■ 特定の銘柄を購入するための入金を求められたが、振込先口座が個人名義の口座である。

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