保険商品の販売勧誘のあり方に関する検討チーム(第21回)
議事要旨

1.日時:平成18年3月28日(火)10時00分~12時00分

2.場所:中央合同庁舎第四号館9階 金融庁特別会議室

3.議題:ニーズに合致した商品選択に資する比較情報のあり方について

4.議事内容

  • 小林委員、土屋委員より、それぞれ「生命保険における比較情報提供の現状について」、「比較広告(情報)について」について説明が行われた。

  • 朝田委員、荻野委員より、それぞれ、「保険商品の比較情報・比較表示について」、「『比較情報のあり方に関する』損保代理店の現状と問題点」について説明が行われた。

  • 上記説明に対して自由討議が行われた。主な内容は以下のとおり。

    • 現状の募集活動において比較情報がほとんど活用されていないのは、その原因の一つとして、保険会社にとって比較情報の提供をすれば成約件数が増えるというようなインセンティブが少なかったことが考えられるのではないか。

    • 比較情報のあり方は、例えば、顧客が保険商品を選択する初期の段階で、商品内容の参考的な情報として提供するものか、それとも、顧客の検討がある程度進んだ段階で、各保険商品の保障内容の差異などの具体的かつ詳細な情報として提供するものか等、どの段階でどのような目的のために提供するのかということを明確にしたうえで、検討していく必要があるのではないか。

    • 比較情報を提供するか否かについては保険会社の自主判断に委ねたうえで、比較情報を提供するとした場合のルールを策定するという方法もあれば、行政として保険会社が一定の比較情報を提供するよう要請していく方法もあるが、比較情報の提供のあり方としてどのような方法が適切か、検討していく必要があるのではないか。

    • 保険会社や募集人が比較情報を提供する際、自社が取り扱っている商品と取り扱っていない商品を比較する場合に、どのような項目を比較の対象とするのかについて保険会社等の恣意性が入り、顧客に誤解を与えかねない。どのような項目を比較するのか、その内容を顧客の判断に委ねればそのような恣意性が排除できるのではないか。

以上

【内容についての照会先】

金融庁 電話:03-3506-6000(代表)
監督局保険課 錦野(内線3740) 小畠(内線3336)
本議事要旨は、暫定版であるため、今後修正があり得ます。

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