保険商品の販売勧誘のあり方に関する検討チーム(第22回) 議事要旨

1.日時:

平成18年4月13日(木)18時00分~20時00分

2.場所:

中央合同庁舎第4号館11階 共用第1特別会議室

3.議題:

ニーズに合致した商品選択に資する比較情報のあり方について

4.議事内容:

  • 吉岡委員より「英国における自動車保険比較情報提供の現状からの示唆」について説明が行われた。
  • 唯根委員より「相談現場から見た『保険商品の比較情報とは』」について、消費者機構日本磯部理事より「医療保険の送付資料にみる比較情報の展開」について説明が行われた。
  • 木下委員より「保険商品の販売・勧誘時における比較表示ルールのあり方」について説明が行われた。

上記説明に対して自由討議が行われた。主な内容は以下のとおり

  • インターネット上で運営されている保険商品の比較サイトに多数のアクセスがあることに鑑みると、消費者の保険商品を比較したいとのニーズは大きなものと言えるのではないか。このような状況のもとで、複数社の商品を取り扱う乗合代理店が比較表等の資材を用いて比較情報の提供を促進することは、消費者ニーズに合致した有効な取り組みではないか。

  • 海外においては、保険商品の価格を中心とした比較がなされる傾向にあるようだが、価格が安いほうが良い保険商品であるというような不適切な情報提供がなされないように配意する必要があるのではないか。

  • 保険商品の説明に関する用語の使用が各保険会社によって異なることや、パンフレット等による情報の掲載箇所が区々であるため、消費者が比較することの支障となっているのではないか。こうした点について統一的なルール等が設けられることとなれば、比較することがより容易になるのではないか。

  • 仮に保険商品に関する情報提供の形式が統一化されたとしても、消費者が自分で各保険会社の保険商品情報を集めて比較を行うのは大変な作業である。保険会社側が提供した情報を第三者がとりまとめ、消費者側に適切に提供され、さらにそうした第三者を介して保険会社に顧客が紹介されるような仕組みを設けることができれば、比較情報の提供が促進されるのではないか。

以上

お問い合わせ先

金融庁 Tel 03-3506-6000(代表)
監督局保険課 錦野(内線3740)
小畠(内線3336)
本議事要旨は暫定版であるため、今後変更があり得ます。

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