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第151回自動車損害賠償責任保険審議会議事要旨
1.日時:
令和7年1月17日(金曜)15時00分~16時20分2.場所:
中央合同庁舎第7号館 12階 共用第2特別会議室 ※オンライン併用3.議題:
(1)諮問事項
○自賠責共済規程の一部変更について
(2)運用益の使途等について
○令和7年度自動車安全特別会計の運用益の使途等について
○令和7年度民間保険会社の運用益の使途について
○令和7年度JA共済の運用益について
4.議事内容:
(1)諮問事項
○自賠責共済規程の一部変更について
- キャッシュレス決済手段を通じた共済掛金の収受等を可能とするために、全国自動車共済協同組合連合会等の共済規程を一部変更することについて、全国自動車共済協同組合連合会から説明があった。
- 共済規程の一部変更に当たって、行政庁が行う認可に対して金融庁長官が同意することに関して、事務局から諮問があった。
◎委員より意見はなく、諮問を受けた事項について異議はない旨が確認され、了承された。
(2)運用益の使途等について
○令和7年度自動車安全特別会計の運用益の使途等について
○令和7年度民間保険会社の運用益の使途について
○令和7年度JA共済の運用益について
◎国土交通省、日本損害保険協会、全国共済農業協同組合連合会より、それぞれ説明がなされた。
◎本件について出された委員の主な意見は以下のとおり。
- 一般会計から自動車安全特別会計への繰戻しについて、8年連続の繰戻しとなった。国土交通省をはじめ関係者の御尽力に感謝申し上げたい。ただし、いまだに6,000億円弱が返済されておらず、このままのペースでは全額返済まで60年程度かかってしまうため、引き続き、早期の全額繰戻しに向けた対応をお願いしたい。
- 近年、電動キックボードによる事故等の報道が増えているため、早急な対応が必要であり、自動車事故防止対策においても電動キックボードを意識した取組をお願いしたい。
- 運用益は恒久的な被害者保護に直結するものに使っていくべき有限な資金であるため、本来の目的から外れた事業に対する拠出となっていないか、引き続き精査いただきたい。
- アウトリーチ強化について、自動車ユーザーの自賠責制度やナスバに関する認知度が低いため、広くユーザーへの広報活動を行っていただきたい。
- 運用益の拠出対象について、被害者救済のための事業は短期的な効果が現れにくい面もあるので、費用対効果の低い事業の見直しに当たっては中長期的な視点からの検討もお願いしたい。
- 事故を未然防止する観点においてASV(Advanced Safety Vehicle:先進安全自動車)に対する期待は非常に高いものと理解しているが、認知度や正しい認識に基づく利用についてまだまだ不十分であるため、力を入れて発信いただきたい。
以上
(参考)開催実績
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金融庁 Tel 03-3506-6000(代表)
監督局保険課(内線3859、3496、2816)