平成25年1月17日
金融庁
第131回・第132回自動車損害賠償責任保険審議会の開催について
1.平成25年1月9日午前9時30分から第131回自動車損害賠償責任保険審議会、本日午前10時から第132回自動車損害賠償責任保険審議会がそれぞれ開催されました。
2.第131回自動車損害賠償責任保険審議会において報告された平成24年度料率検証結果による損害率(※)は、次のとおりです。
(単位:%) 契約年度 平成24年度 平成25年度 前回(平成23年4月)
改定時予定損害率119.4 平成24年度検証結果
による損害率120.4 120.3 (※)損害率=(支払保険金/収入純保険料)×100
現行の自動車損害賠償責任保険の基準料率は、平成20年4月の料率変更時に前提とされた、平成25年度に本来の料率水準に戻すための料率変更の枠組みは維持しつつ、損害率の想定以上の悪化を受けて、平成25年に契約者の保険料負担が急激に増加することを緩和する目的から、平成23年4月に引き上げられた料率です。
平成24年度の料率検証結果では、平成24契約年度及び平成25契約年度の損害率は、それぞれ120.4%、120.3%と、平成23年4月の料率変更時に想定していた予定損害率119.4%と大きな乖離は生じておらず、当初の想定どおり、平成25年度には、発生運用益で累計収支の赤字を補てんしきれなくなることが示されました。
これらを踏まえ、今後の料率水準については、平成25年度より、自賠責保険の収入と支出が見合う本来の料率水準に戻すことが適当との方向性が示されました。
3.第132回自動車損害賠償責任保険審議会においては、第131回審議会で示された方向性に沿って、損害保険料率算出機構から届出がなされた新たな基準料率が、平成25年4月1日から適用されることについて答申がなされました。
新たな基準料率は、全車種平均で13.5%の引上げとなり、例えば自家用乗用車2年契約で27,840円となります。(現行基準料率は、同24,950円であり、引上げ率は+11.6%)
(参考)議事録及び議事要旨については、後日公表します。
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