第22回金融機能強化審査会 議事要旨

1.日時:

平成30年8月30日(木)15時30分~18時00分

2.議題:

経営強化計画(じもとホールディングス(仙台銀行・きらやか銀行)、フィデアホールディングス(北都銀行)、三十三フィナンシャルグループ(第三銀行)、みちのく銀行、東和銀行、高知銀行及び宮崎太陽銀行)の審議

3.議事内容

  • ○事務局より、じもとホールディングス(仙台銀行・きらやか銀行)、フィデアホールディングス(北都銀行)、三十三フィナンシャルグループ(第三銀行)、みちのく銀行、東和銀行、高知銀行及び宮崎太陽銀行から提出された新たな経営強化計画の概要等について説明が行われた。
     ※詳細な質疑応答及び討議等については、次回(23回)実施

  • ○じもとホールディングス・仙台銀行の鈴木頭取及び同ホールディングス・きらやか銀行の粟野頭取より、新たな経営強化計画の概要について説明が行われた。委員からの質問はなかった。

  • ○フィデアホールディングスの田尾社長及び同ホールディングス・北都銀行の斉藤頭取より新たな経営強化計画の概要について説明が行われた。委員からの質問はなかった。

  • ○三十三フィナンシャルグループの渡辺社長及び同フィナンシャルグループ・第三銀行の岩間頭取より、新たな経営強化計画の概要について説明が行われた。主な質疑応答は以下のとおり。

    • ・本計画については、経営統合により三十三フィナンシャルグループとなった効果を織り込んだものとなっているのか。

      • ⇒統合効果を織り込んだものとしている。統合コストがかかることから、経営強化計画の初年度は経費が増加するが、2年度目以降は統合効果が表れると見込んでいる。

  • ○みちのく銀行の藤澤頭取より、新たな経営強化計画の概要について説明が行われた。主な質疑応答は以下のとおり。

    • ・前計画の履行期間中に公募増資をしているが、株主からはどのような反応があったのか。

      • ⇒地域のために積極的に融資を行うためには資本増強が必要であることを訴えてきた。地域の皆様にも納得いただけたと思っている。

  • ○東和銀行の吉永頭取より、新たな経営強化計画の概要について説明が行われた。委員からの質問はなかった。

  • ○高知銀行の和田専務取締役より、新たな経営強化計画の概要について説明が行われた。主な質疑応答は、以下のとおり。

    • ・本計画において、コア業務純益が一旦落ち込んで3年目に上がる見込みとしているが、その根拠は何か教えていただきたい。

      • ⇒目標達成に向けてBPRを織り込んでおり、当初は店舗の見直しなどの投資を行い、その効果が表れるのは3年目と考えて策定した。

    • ・公的資金の返済期限が近づいているが、今後の資本政策について具体的にどういったことを想定しているか教えていただきたい。

      • ⇒まずは、内部留保の積み上げを基本としている。

  • ○宮崎太陽銀行・林田頭取より、新たな経営強化計画の概要について説明が行われた。主な質疑応答は以下のとおり。

    • ・本計画に、「本業サポートWith」や「たいようビジネスマッチング」といったことに取組むといったことが記載されているが、「たいようKPI」のどれを見て今後評価できるのか教えていただきたい。

      • ⇒地元事業者向け貸出の利息額をKPIとして取り組んでいきたい。

    • ・経営改善支援の取組みについて、どのように取り組んでいくのか教えていただきたい。

      • ⇒このたびの計画においては、経営改善支援の取組みとしてカウントする内容を厳選する方向に見直したことにより率が低下したものであるが、お客さまへの貢献ができるようしっかり取り組んでいきたい。

    • ・前回の計画より大きく見直しをされた点があると思うが、営業店の現場でどのような変化があるか教えていただきたい。

      • ⇒貸出量を増やすことに傾斜していたのが、お客さまへの支援に目を向ける行員が出てきているほか、取締役会においても、営業店の意識や行動を変えることについていろいろな意見が出ている。

  • ○この後、じもとホールディングス(仙台銀行・きらやか銀行)、フィデアホールディングス(北都銀行)、三十三フィナンシャルグループ(第三銀行)、みちのく銀行、東和銀行、高知銀行及び宮崎太陽銀行の新たな経営強化計画について討議が行われた。主な意見は以下のとおり。

    • ・公的資金をどのような視点で活用しているかについての説明が各行まちまちであったので、次回追加で説明いただきたい。

    • ・各銀行の前計画については、コア業務純益が未達となっている。今回の計画においても達成は容易ではないと考えられるところ、どのような視点で審査するか次回の審査会に向けて考えていきたい。

  • ○以上の討議の後、次回の審査会においても引き続き、各行の新たな経営強化計画について審査することとされた。

お問い合わせ先

金融庁 Tel 03-3506-6000(代表)

監督局 総務課・銀行第二課

(内線3393・2553)本議事要旨は暫定版であるため、今後変更があり得ます。

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