第24回金融機能強化審査会 議事要旨

1.日時:

令和元年8月8日(木)9時00分~12時00分

2.議題:

経営強化計画(東北銀行、筑波銀行及び豊和銀行)の審議

3.議事内容

  • ○事務局より、東北銀行、筑波銀行及び豊和銀行から提出された新たな経営強化計画の概要等について説明が行われた。

  • ○東北銀行の村上頭取より新たな経営強化計画の概要について説明が行われた後、質疑応答が行われた。概要は以下のとおり。

    • ・重点支援先への本業支援について、実際にどのような組織的・システム的な対応をすることにより、取組みの精度を上げていくのか。

      • ⇒当方が目指す「地域力の向上(三方良しの考え方)」の下、実際に顧客に対してどのような支援ができ、どのような結果が出たのかといったことをPDCAシートにより管理し、必要に応じて外部機関とも連携しながら、重点支援先の企業価値の向上に向けたお手伝いをしたい。

    • ・金融機関業界として、中堅が手薄、新卒が採用し難いといった声を聞くが、当行の取組みを進展させるため、リクルート活動はどうしているのか。

      • ⇒「働き方改革」を進めるとともに、早い時期に成功体験を積ませることにより、達成感ややりがいを感じてもらう。また、例えば、将来を担う中間層には金融機関の使命や企業文化を啓蒙するなど、階層別でカリキュラムを変え、効果的な研修を実施していきたい。

    • ・注力される「成長予備軍」はミドルリスク層に該当し、それ相応のリスクもあるが、どのように動態モニタリングを実施していくのか。

      • ⇒顧客を定期的に訪問し、その応対結果を営業支援システムに登録することとし、本部もその内容を閲覧できる仕組みが構築されていることから、動態モニタリングは可能と考えている。

    • ・ミドルリスク層を中核に取り組もうとしているが、営業現場を動かすためにはその実績を把握・反映できる業績評価が必要と考える。ミドルリスク先のランクアップに対する業績評価はどのようになっているか。

      • ⇒現状、ミドルリスク先のランクアップに関する業績評価項目はないため、ご意見を踏まえ、評価項目等の見直しを検討したい。

    • ・正常先上位先に対して、資産形成(余資運用)を提案するアクションプランになっているが、余資運用は相当な勉強が必要であり、ミドルリスク層に対する金融仲介を進める中で余裕はあるのか。寧ろ、正常先上位先であっても生産性向上等の提案を行う必要があるのではないか。

      • ⇒余裕運用ニーズがあるため、こうしたアクションプランを策定している。

    • ・金融という労働集約性の高いビジネスを推進していく一方で、人件費を削減する予定となっているが、どのように両立させていくのか。

      • ⇒窓口業務を集約・効率化することにより人員を削減するが、渉外担当人員は現状を維持することを考えている。

  • ○筑波銀行の生田頭取より新たな経営強化計画の概要について説明が行われた後、質疑応答が行われた。概要は以下のとおり。

    • ・新計画の基本方針が収益改善に結びつくよう、どのように取り組んでいくのか。

      • ⇒業務計画の中で基本方針に紐づいた収益目標を「KPI」「KGI」として設定している。これを月次で進捗管理、PDCAを回すことにより、収益面も含めて計画を達成していこうと考えている。

    • ・事業性評価シートを作成するだけでは、その時点の状況しか把握できない。ミドルリスク層に取り組む場合、動態モニタリングが重要であり、これを現場行員に浸透させる必要があると考えるが、頭取の認識を教えて欲しい。

      • ⇒顧客との対話を踏まえて事業性評価シートを作成し、そのシートを顧客に提示して経営課題等の共有を図る。このプロセスを繰り返しながらシートを更新していくことが重要である旨、現場行員に伝えている。

  • ○豊和銀行の権藤頭取より新たな経営強化計画の概要について説明が行われた後、質疑応答が行われた。概要は以下のとおり。

    • ・「Vサポート」は容易でない業務と考えているが、将来的にどれくらいの人員を関わらせていこうと考えているか。また、銀行全体で当該業務を進められている中、直接担当していない行員にはどのような効果が現れているか。

      • ⇒「Vサポート」を通じて、顧客を第一に考え、かつ、顧客目線で物事を考えるといったカルチャーをバックオフィスも含めて全行員に浸透させたいと考えている。本部の担当行員を相応に増やすことは考えているが、銀行全体としての取組みであり、徐々に根付きつつある。

    • ・「Vサポート」は、どのくらい経てば貴行の収益にプラスの効果をもたらすと考えているか。

      • ⇒「Vサポート」を開始して2年半が経過したが、こうした考え方を推進することにより顧客とのリレーションが深化しているほか、金利の面でも相応の成果が出てきている。従って、この3年間で「Vサポート」というビジネスモデルを確立させたいと考えている。

  • ○この後、東北銀行、筑波銀行及び豊和銀行の新たな経営強化計画について討議が行われた。主な意見は以下のとおり。

    • ・各行とも良い経営強化計画が策定されているが、しっかりと実行できるのかについて、金融庁において適切にフォローアップしていただきたい。

    • ・ヒューマン・アセットの観点では、頭取を含む経営陣が現場行員の考えや思いを十分把握していることが重要であると考えており、金融庁・財務局における頭取との深度ある対話の際に確認していただきたい。

    • ・豊和銀行が推進している「Vサポート」は、地域金融機関が今後生き残っていく上での方向性を示していると思われる。他方で、「Vサポート」の収益面については、金融庁においてフォローアップしていただきたい。

  • ○討議の結果、今回提出を受けた東北銀行、筑波銀行及び豊和銀行の新たな経営強化計画について、審査会として了承することとされた。

お問い合わせ先

金融庁 Tel 03-3506-6000(代表)

監督局 総務課・銀行第二課

(内線3759・3393)本議事要旨は暫定版であるため、今後変更があり得ます。

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