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山本内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成19年6月1日(金) 8時55分~9時02分 場所:金融庁会見室)

【大臣より発言】

おはようございます。閣議のご報告をいたします。防災担当大臣から「防災に関して取った措置の概況」及び「平成19年度の防災に関する計画」についてご発言がございました。厚生労働大臣から「平成18年度母子家庭の母の就業支援施策の実施状況」及び「平成19年度母子家庭の母の就業支援施策」についてご報告がございました。厚生労働大臣から麻疹対策についてご報告がございました。イノベーション担当大臣から長期戦略指針「イノベーション25」及びイノベーション推進本部の設置についてご報告がございました。総理大臣から長期戦略指針「イノベーション25」及びイノベーション推進本部の設置についてご報告がございました。環境大臣から21世紀環境立国戦略についてご報告がございました。官房長官から21世紀環境立国戦略についてご報告がございました。内閣総理大臣から同報告の関連のご報告がございました。環境大臣から環境月間についてご報告がございました。閣議は以上でございますが、私の方から発言がございます。それは、再チャレンジでございます。これは、昨日5月31日「再チャレンジ支援策の今後の方向性」、これを取りまとめましたので公表いたします。これは、再チャレンジ支援総合プランの進捗状況をまず点検し、次に今後取り組むべき施策の方向性を取りまとめたものでございます。中身でございますが、英国のコネクションズを参考にしまして、地域における若者支援を拡充することを念頭に置き、また、二地域居住等の暮らしの複線化の推進などを盛り込んでいるものでございます。以上でございます。

【質疑応答】

問)

今週、大手生保の3月期決算が出揃いました。全体としては、2年ぶりの減収ということですけれども、この決算全体の状況について、どのようにご覧になっておられますでしょうか。

答)

まず、大手生保9社が公表された3月期決算を見ますと、いくつかの特徴があろうというように思っております。まず1つは、運用の改善等による利息及び配当金等の収入増加、これでございます。人口構造やニーズの変化というようなものを背景としまして、保険の商品についてのニーズが変化しております。具体的に申し上げれば、死亡保障ニーズから生存給付ニーズへのシフト等によります契約高の減少が、引き続き続いているというような傾向がみられ、保険料収入が減少しておりまして、基礎収入は1.5兆円、おっしゃるとおり減少しているわけでございます。他方、団体年金の代行返上による保険金等支払金が減少したことなどから、基礎費用は1.7兆円減少しております。差し引き、結果としまして、保険本業の利益である基礎利益は、18年3月と比べ、増加をしているわけであります。基礎利益が過去最高を記録する社も見られて、総じてみれば好調な決算ということが言えるかと思います。しかしながら、運用が改善したのは日本経済のマクロ環境が好転しているという面もございまして、経営の足腰の強さという観点からは、契約高減少の継続など、保険会社を取り巻く構造的な変化は、なお厳しいものが続いていると、そう理解しております。従いまして、保険会社を取り巻くマクロ的な経済環境が良好であるという好機を利用し、将来を見据えた課題の克服、経営の改革に取り組むことが重要であろうと考えております。各社におきましては、経営基盤の強化等に努めていただくとともに、魅力ある商品の開発、販売チャネルの改革、ガバナンスの強化などに取り組んでいただきたいと思いますし、さらには、保険契約者等の保護、利用者利便の向上、これにも是非努めていただきたいというように考えております。

問)

昨日、三井住友銀行の行員が、暴力団組員の殺人事件に絡んで、共犯として逮捕されるという事件がありました。この件について大臣のお考えをお聞かせ下さい。

答)

どこの社のどういう方ということではなくて、社会的に指弾されるべき勢力に与すると、しかも公的な色彩の強い会社従業員という様なことを加えて考えれば、もはや論ずるまでもなく、反社会的な方々に対して、我々は怒りを持って対処しなければならないと思っております。

問)

大臣、かりゆしの着心地はいかがですか。

答)

今日は寒いですね。隣の法務大臣も「長袖もあるんだ」と言って、沖縄だから半袖しかないものだと二人とも思っていましたので、長袖にすれば良かったというのが率直な感想です。今後日差しが強くなれば、これだけ軽くて風通しが良ければ、今寒いくらいですから、随分部屋の温度は上げられるのではないかなと思っておりますので、環境に対しては大変有効な手立てだと思います。

(以上)

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