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麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(平成31年3月15日(金)8時14分~8時20分)

【冒頭発言】

世銀の総裁選については世銀から先程、候補者がデービッド・マルパス1人だという旨の発表があっております。日本はマルパス氏を支持することを表明いたします。マルパス候補、これまでにアメリカの政府で途上国支援に豊富な経験がありましたし、世銀の運営もよくやっていましたし、増資に関する合意のときの着実な実施というのをやるときに当たって、当時の次官か、財務官と話をしてコミットしていることから世銀総裁としてふさわしい人物と考えておりますので、今後とも世銀との協力を深めて、途上国支援に貢献してまいりたいと思っておりますので、支持をすることを表明しております。
次に、資金決済法等の一部改正法案、これは例の情報通信の話ですけれども、情報処理技術に伴っていろいろ変わってきますので、この法案は国際的な動向を踏まえて、いわゆる仮想通貨、バーチャルカレンシーというものの呼称、通常、世界中が暗号資産という表現をしておりますので、この暗号資産に変更いたしますので、呼称の変更というものの審議をお願いしたいと考えています。

【質疑応答】

 
問)

イギリスの議会でEU離脱を延期する政府の提案が可決されまして、今月末の混乱はひとまず回避されたというふうな見方が広がっていると思うのですけれども、日本企業への影響も含めて現状どのようにご覧になっているか、お願いします。

答)

コメントすることは他国の話なので控えますけれども、少なくとも合意なき離脱はしないということが可決されて、ただ、それも5日したらどうなるのかわからないという話かもしれないし、よくわからないのですけれども、少なくともそういった離脱交渉の結果次第なので、現時点で予想するというのは少々困難だと思いますけれども、いずれもよく注視をしていかなければいけないところだと思っています。

問)

昨日、大阪地裁で森友学園の設立趣意書、政府が当初黒塗りで開示したことについて違法とする判決が出されたわけですけれども、この対応についてお願いします。

答)

そういった国賠請求訴訟の判決があったということは承知していますけれども、それにどう対応するか、これは他省庁との関係もありますので、検討した上で、これからよく検討します。

問)

先日財金で日銀の2%目標、もう少し柔軟な方がとおっしゃっていましたけれども、真意をご説明いただけますか。金融機関への副作用みたいなことをご心配されてのご発言ですか。

答)

少なくとも2%という話をあのとき共同声明で、前の白川さんのときに出された話なのですけれども、それ以後いろいろ変わった状況というのは、国際情勢が変わった、石油の価格なんか大きく変わっていますから、2%にこだわっているのは新聞記者と、そう言われた日本銀行と、そういったことに詳しい人が言うけれども、国民として2%上がらなかったからけしからんなんていうことを言っている人は1人もおられないのではないのですかね。僕にはそう見えますけれどもね。したがって2%という話にこだわり過ぎるとそちらの方がおかしくなるという点は考えておかなければいけないと思いますけれども、いずれにしてもこれは金融の話なので、これは日本銀行の話なので、それ以上に関わり合うつもりはありません。

(以上)

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