麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(令和2年7月10日(金)11時15分~11時18分)

【質疑応答】

 
問)

一昨日の経済財政諮問会議で骨太の方針の原案が示されました。その中で昨年あった2025年度のPB黒字化を目指すという文言は明記されず、「経済・財政一体改革を推進し、2020年末までに改めて工程の具体化を図る」という表記になっています。改めて財政再建に向けた大臣のお考えをお聞かせください。

答)

これは一昨日の8日の諮問会議の中でもしゃべったと思いますけれども、これまでの累次の閣議決定とか改革工程表に示されております改革課題について、コロナがあろうとなかろうと決められた方針に沿って後退させることはないということを申し上げておりますので、経済と財政再建の両立はしっかり進めていくということだと思っております。これは確か骨太の2018、2019等に基づき、経済・財政一体改革を推進すると書いてありますので、今回の骨太原案においてもそれは確認されていると承知をしていますので、特に2025どうたらこうたらということを別に書かなくてもということだと思っております。したがって今2025年度の目標、今度の補正予算等でいろいろ悪くなる要素というのが増えてきていることは確かですけれども、直ちに見直す必要があるというように考えているわけではありません。まずは「経済再生なくして財政健全化なし」ということで、事業規模で230兆円を超える対策でまずは事業、それに伴って、事業継続によって雇用の安定につながり、そして生活を下支えさせる、この方針でいくということが基本なので、今後もこの考え方が大きく変わるというわけではないので、こういった異常事態になっていますから腰を据えて議論をしていくということは必要だとは思いますけれども、基本は変わっているわけではありません。

(以上)

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