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麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(令和2年10月23日(金)10時37分~10時40分)

【質疑応答】

問)

システム障害の件で東京証券取引所へ金融庁が金融商品取引法に基づく立入検査を本日実施したとの報道があります。既に立入検査が始まっていますでしょうか。また、検査の狙いと検査を受けた今後の対応方針をお聞かせください。

答)

立入検査に関しましては今朝から開始したと私共も聞いております。これは何をと言われれば、システム上、バックアップのシステムが動かないということで、障害が起きたことですから東証から提出された文書、報告書というのがありますので、その報告書を踏まえて、バックアップのシステムが動かないというのは普通は考えられないんだけれども、バックアップシステムが動かなかったということの実態を把握する必要があるんだと思っていますので、検査の詳細については今お答えする段階にはないということだと思っております。更なる行政対応のことですけれども、検査の内容を踏まえた上で判断することになりますので、今の段階でどうのこうのという段階ではありません。

問)

東証の関連でもう1問追加なんですけれども、原因のことも検査の中では重要な調査項目だと思うんですけれども、再発防止策についても、ああいうトラブルが二度とあってはいけないと思うんですけれども、そのあたり検査の中でわかったことをどう生かすか、金融庁としてどう指導していくか、そのあたりのお考えをお聞かせいただければと思います。

答)

機械が動かなかった、普通何か起きたらバックアップが動くというのが一番肝心なことなんですけれども、それがもともと動かなかったというところがちょっといかがなものかと思っています。切替えができなかったということなんだと思いますけれども、午後また東証が動くようになれば別にということだと思うんですけれども、それができなかったということで、当日中に、後場で相場が動くようにする等が必要なんだと思います。そういったものに関するルールがきちんと決められていなかったというところも問題だと思っているんですね。ですからそういった意味で私共としては報告書に記載されたシステム上の問題もあったんでしょうけれども、機械ですから万が一ということがいろいろ起こるわけですから、そういったようなことを考えた場合に、それが起きたときにさらにどうするかという対応もあらかじめ決めておいて、それも動かなかったらとか、いろいろなことを考えてやっておかなければいけないということなんだろうとは思います。

(以上)

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