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鈴木財務大臣兼内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要

(令和6年7月19日(金曜)11時26分~11時33分)

【冒頭発言】

来週ブラジルのリオデジャネイロでG20財務大臣・中央銀行総裁会議が開催されますが、私が海外出張することの了解を今日の閣議でいただきましたので、出張をしてまいります。
現時点で具体的なG20のアジェンダが公表されているわけではありませんけれども、世界経済や金融セクター、開発金融をはじめとする諸課題について議論がなされるものと認識をいたしております。
また、この機会に開催されますG7財務大臣・中央銀行総裁会議にも出席する予定です。
今回の会議を通じまして、国際協調が強化されるよう、日本としてもしっかりと議論に貢献していきたいと考えています。

【質疑応答】

問)

G7及びG20では多岐にわたる議論がなされるものだと思います。大臣ご自身が重視されているアジェンダがあれば教えていただきたい。
それと、会議に先立って11、12日とドル売り円買いの為替介入を実施したという観測が出ていますけれども、G7・G20それぞれの場で、日本としての為替のスタンスを改めて説明するお考えはあるのかという点も併せてお願いします。

答)

先程も冒頭発言で申し上げましたけれども、今時点でG20のアジェンダが公表されておりませんので、どういった議論が中心になされるのか、また日本の対応ということについては具体的にお答えできませんけれども、一般的には、各国の財政や金融政策の動向、金融セクター、開発金融などをはじめとする諸課題について議論がなされ、そうした中で世界経済の見通しについても議論がなされるものと認識をいたしております。
その上で、G20における議論については予断を持ってお答えすることはできませんけれども、日本としては、ご指摘の為替に関する論点を含めて様々な国際的な課題について、日本の立場というものをしっかり伝えてまいりたいと考えています。

問)

先日一部報道で、河野デジタル大臣が日銀の利上げを求めるような発言をしたことが1つの要因と見られるような為替の動き、円高への動きがありましたけれども、現役の閣僚の中から、こういった日銀の利上げを求める声が報じられたことについて、どのようにお考えでしょうか。

答)

河野大臣の発言について私の方から特に言及するつもりはありませんでしたけれども、ご質問がありましたのであえてお答えするということを前提とすれば、私も為替の水準や動き、今後の対応、そういったものにつきましては、不用意な発言が市場に影響を与えてはいけないということで、いつも控えさせていただいております。
河野大臣においては、そういった認識というものをお持ちでない中での発言だったのかなと、そのように思っております。
いずれにしても、そうした市場に与える不測の影響というものを考えるならば、発言というものは慎重であってほしいと、そのように思っています。

問)

日頃から日銀の政策の独立性というものを重視されている中で、こういった発言について、そういった観点からの受け止めはいかがでしょうか。

答)

政府としては、法律でも決まっているとおり、金融政策については日銀の独立性は尊重しなければいけないという立場です。
したがいまして、それが政府の立場であって、日銀の独立性というものはしっかりと尊重しなければならないと思っています。

問)

河野大臣に、先程の大臣のご認識について、発言後にお伝えになったり、何かお話をされたりしたのでしょうか。

答)

中身については申し上げませんけれども、このことについては話をいたしました。

問)

何か反応がありましたでしょうか。

答)

中身については申し上げません。

問)

三菱UFJフィナンシャル・グループの顧客情報の無断共有問題で、今日にも業務改善計画を提出するというような報道もありますけれども、既に提出済みかどうか、大臣はご報告を受けていらっしゃいますでしょうか。

答)

現時点では金融庁に対して業務改善計画等は提出されておりません。

問)

MUFGも社内処分なども検討するようですけれども、改めて金融担当大臣としてMUFGに求めることがあれば教えてください。

答)

いずれにいたしましても、各社において、先般の行政処分等を踏まえて、経営管理態勢等の強化を含めまして、抜本的な改善対応に取り組んでいただく必要があると考えております。
金融庁といたしましても、各社の対応はしっかり今後ともフォローアップしていきたいと思っています。

 

(以上)

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