平成20年6月13日
金融庁

バーゼル銀行監督委員会による「公正価値測定とモデリング:市場ストレスから得られた課題と教訓の分析」の公表について

バーゼル銀行監督委員会(以下、バーゼル委)は、6月12日、「公正価値測定とモデリング:市場ストレスから得られた課題と教訓の分析」(原題:Fair value measurement and modelling: An assessment of challenges and lessons learned from the market stress)と題する報告書を公表しました。

バーゼル委は、複雑で流動性の低い金融商品を中心とした銀行の公正価値評価実務に関する調査を、昨年の前半に開始しました。本報告書は、その結果を、昨年半ば以降の金融市場の混乱で明らかとなった課題と教訓をも織り込みつつ、まとめたものです。

モデルに基づく公正価値評価が増加する中で発生した昨年半ば以降の金融市場の混乱においては、銀行の公正価値評価プロセスにおける様々な課題が浮き彫りとなっています。本報告書では、ガバナンス、リスク管理・計測、評価額調整、財務報告の各分野において、どのような課題があるかが示されています。

バーゼル委は今後、本報告書で示された課題を受け、監督当局が銀行の公正価値評価プロセスの厳格さを検証し、同分野における銀行のリスク管理の向上を促すためのガイダンスを作成する予定です。

詳細につきましては、以下をご覧ください。

  • 「公正価値測定とモデリング:市場ストレスから得られた課題と教訓の分析」(原文新しいウィンドウで開きます

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金融庁 Tel:03-3506-6000(代表)
総務企画局総務課国際室
(内線3197、3162)

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