令和3年11月10日
金融庁
 

  「基幹系システム・フロントランナー・サポートハブ」
支援終了案件について

   金融庁では、金融機関の基幹系システムに関する先進的な取組みに対して、法令解釈等の機能に加えて、ITガバナンスやITに関するリスク管理等システムモニタリングの観点から支援するため、「基幹系システム・フロントランナー・サポートハブ」を設置しました。
 今般、本スキームにおける1件目の支援案件の支援が終了し、支援を通じて整理されたモニタリング上のITガバナンスやリスク管理等に関する論点等を含む最終報告書を公表することとなりましたので、お知らせいたします。

申込者名

 株式会社静岡銀行

概要

(案件内容)
 オープン系技術を活用した記帳決済システム導入でハードウェアやロケーションの自由選択を可能とすること、システム機能のコンポーネント化により外部サービスとの機動的な接続を可能とすること等を検討。

(期間)
 令和2年4月から令和3年11月まで

(最終報告書概要)
 稼働後30年以上の期間を経た基幹系システムの再構築は、肥大化・複雑化による課題が想定以上に大きかった。しかし、経営のイニシアチブの下、「2025年の崖」問題からの脱却に向けて、基幹系システムの持続可能性確保に向け取り組むとともに、次世代を担うIT要員の育成を図った(2021年1月に次世代勘定系システム稼働)。今後、生産性や保守性、安全性の改善が見込まれる。
 稼働後は、オープン基盤固有の原因による障害の発生はなかったものの、旧システム業務仕様の引継ぎの難しさ(ドキュメントの整備や周辺システム側の業務把握の不十分など)により初期障害が発生。今後のシステム更改では、顧客影響に配慮しつつ、希少商品・サービスや個社特有の機能の極力排除に取り組む等、対策を実施していく。

(最終報告書全体)
 PDF最終報告書

※参考
  申込者によるニュースリリースリンク先
    https://www.shizuokabank.co.jp/pdf.php?id=4875新しいウィンドウで開きます
   株式会社静岡銀行

お問い合わせ先

金融庁 Tel 03-3506-6000(代表)

総合政策局 リスク分析総括課(内線2215、2506)

 

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