English
令和7年6月20日
金融庁
日本銀行
「気候関連リスクに係る第2回シナリオ分析
【銀行セクター】」の公表
金融庁・日本銀行は、3メガバンクと連携して、気候関連リスクに係る第2回シナリオ分析を実施しました。その分析結果、主な論点・課題について取りまとめましたので、公表します。
第1回シナリオ分析(「気候関連リスクに係る共通シナリオに基づくシナリオ分析の試行的取組」)と同様、気候関連リスクの定量的な把握ではなく、分析手法にかかる課題把握や改善を目的の主眼とし、銀行の財務への影響が大きい貸出金等の与信への影響(信用リスク)を対象としています。ただし、第2回シナリオ分析はNGFSシナリオにストレスを加えた独自シナリオも設定し、より短期間(7年)の移行リスク分析を行いました。
第1回シナリオ分析実施以降、セクター専用モデルによる分析可能な範囲の拡大やモデルに関する文書の整備などにより、参加行の分析態勢が充実したことを確認しました。これらも踏まえ、参加行間の分析結果の比較を通じて、シナリオ分析の活用に向けた課題について、より深度のある参加行との対話を行いました。
金融庁・日本銀行は、今後、第1回及び第2回シナリオ分析を通して明らかになった課題への対応の方向性を含め、シナリオ分析の手法や活用方法について金融機関と議論を進めていきます。
※その他のサステナブルファイナンスの取組についてはこちらです。
- お問い合わせ先
-
金融庁 総合政策局リスク分析総括課マクロ・データ分析参事官室
Tel:03-3506-6000(代表)(内線2794)日本銀行 金融機構局
Tel:03-3279-1111(代表)(内線2933)