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令和5年6月16日
令和5年7月21日更新
金融庁

「トランジション・ファイナンスにかかるフォローアップガイダンス~資金調達者とのより良い対話に向けて~」の確定について

  金融庁・経済産業省・環境省は、「トランジション・ファイナンス環境整備検討会」(座長:伊藤邦雄一橋大学CFO教育センター長)を継続して開催し、トランジション・ファイナンスの信頼性と実効性を向上することを目的として、特に資金供給後のトランジション戦略の着実な実行と企業価値向上への貢献を担保するための手引きとして、「トランジション・ファイナンスにかかるフォローアップガイダンス~資金調達者とのより良い対話に向けて~」の策定に向けた議論を行ってきました。
 
 議論を踏まえ、「トランジション・ファイナンスにかかるフォローアップガイダンス~資金調達者とのより良い対話に向けて~(案)」を策定・公表し、令和5年4月28日(金曜)から令和5年5月26日(金曜)までの間、広く意見の募集を行いました。その結果、10の個人及び団体からご意見をいただきました。

  いただいたご意見を踏まえ、「トランジション・ファイナンスにかかるフォローアップガイダンス」について(別紙1)のとおり確定することとしましたので公表します。概要については(別紙2)をご覧ください。また、本件に関してお寄せいただいたご意見の概要及びそれに対する回答は(別紙3)をご覧ください。

ガイダンスの概要

 本ガイダンスは、トランジション・ファイナンスの実行後に焦点を当てており、資金供給者によるファイナンス実行後のフォローアップを通じて、資金調達者の脱炭素化に向けたトランジション戦略に沿った取組が促進されることを目指し、フォローアップの基本的な考え方やポイントについて、実務担当者が実践的に活用できるようにまとめています。具体的には、トランジション・ファイナンスに係る戦略・目標・対象事業の進捗を確認する際に考慮すべきポイントについて、記載をしています。
 
 本書は2部構成となっており、第1章にてフォローアップの定義と目的および基本的な考え方を示し、第2章では、フォローアップの際の実施事項やポイントをフォローアップの流れに沿って整理し、具体的なフォローアップのイメージができるよう、いくつかのケーススタディを掲載しました。また、巻末にAppendixを3つ補完しました。Appendix1には第2章2節以降の抑えておくべきポイントや確認事項については参照しやすいように一覧にまとめました。Appendix2にはローンとボンドにおいて資金調達者と資金供給者の関係性が異なることを踏まえ、ボンドに限定したフォローアップの実践方法をまとめました。Appendix3には、資金供給者が留意すべき業界特性について分野別技術ロードマップから抽出する形でポイントをまとめました。
 
(別紙1) PDFトランジション・ファイナンスにかかるフォローアップガイダンス(PDF:2.3MB)
(別紙2) PDFトランジション・ファイナンスにかかるフォローアップガイダンス(概要)(PDF:718KB)
(別紙3) PDFパブリックコメントの結果公示(PDF:261KB)
(別紙4) PDFTransition Finance Follow-up Guidance(PDF:2.0MB)
(別紙5) PDFTransition Finance Follow-up Guidance (Overview)(PDF:442KB)

関連リンク

 
お問い合わせ先
金融庁 Tel 03-3506-6000(代表)
総合政策局総合政策課サステナブルファイナンス推進室(内線 2770、2893、3515)

 

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