平成19年4月3日
金融庁
EDINET再構築に伴うパイロット・プログラム実施のご案内
1. パイロット・プログラム実施の趣旨
金融庁では、「有価証券報告書等に関する業務の業務・システム最適化計画」に基づき、XBRL(注)の導入等による開示書類利用者の利便性の向上等を目的としたEDINETの再構築を行っており、平成20年4月より新システムを稼動し、XBRL形式による提出へ移行することを計画しております。今般、新システムへの円滑な移行及びXBRL導入に向けた提出環境の整備に向け、操作手順の確認等を目的としたパイロット・プログラムを実施いたします。
(注) XBRL(eXtensible Business Reporting Language):データに属性情報を付すことで高度な利用を可能とする、国際的に標準化された、財務報告等に使用されるコンピュータ言語
なお、XBRL導入に伴い開示書類提出会社における書類の作成・提出の手順が変更となります。特に財務諸表の作成においては、タクソノミ(勘定科目リスト)からの勘定科目の選択等の作業が発生するため、事前の準備が重要となります。
開示書類提出会社におかれましては、積極的に参加を頂き、XBRL形式での財務諸表作成を中心とした、新システムでの一連の書類作成・提出の手順をご確認いただきますようお願いいたします。
2. パイロット・プログラムの内容
(1) 作業内容
参加企業には、開示書類の作成・提出作業を実施頂きます。
(2) 参加対象
有価証券報告書、半期報告書の提出者のうち参加希望者
(3) 応募要領
6月上旬より応募受付を開始する予定です。詳細は、当庁HPにて別途お知らせいたします。
(4) 対象書類
有価証券報告書、半期報告書の両方、又は、いずれかを提出
(5) ファイル形式
以下の財務諸表はXBRL形式とし、その他はHTML形式といたします。
- (連結)貸借対照表
- (連結)損益計算書
- (連結)株主資本等変動計算書
- (連結)キャッシュ・フロー計算書
※注記、附属明細表等については、従来通りHTML形式といたします。
(6)対象年度
当パイロット・プログラムで使用していただく書類は、原則として、既にEDINETに提出済みのもので且つ、平成18年5月1日以後終了する事業年度及び連結会計年度並びに中間会計期間及び中間連結会計期間に係るものとします。
3. スケジュール
パイロット・プログラムの実施スケジュールは、以下のとおり予定しています。
4月下旬 | 開示書類作成に必要なドキュメント等の公開
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6月上旬 | 参加者の募集開始 システムの操作手順に関するドキュメント等の公開
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6月~7月 | パイロット・プログラム説明会の開催 |
7月~8月 | 提出書類の受付 |
(参考)
EDINET再構築スケジュール
4. 特記事項
- パイロット・プログラムにおける開示書類の提出は、証券取引法の規定に基づくものではありません。今回の開示書類提出により、証券取引法に基づく届出・開示義務が免除されるものではありません。
5. その他
※ XBRLに関する情報は以下のリンクを参照してください。
以上
お問い合わせ先
金融庁 TEL:03-3506-6414
総務企画局 企業開示課